トリプトファン励起波長(295 nm)を照射し,
300 - 400 nmのレンジで蛍光を測定しています.
サンプルは,トリプトファンを1つだけ持つタンパク質をTrisバッファーに溶かしたもので,
およそ310 - 380 nmの蛍光が全体的に,測定を重ねるごとに減退していってしまいます.
減退はあるところで停止します.
初回測定時の値が比較的高い → 半分程度まで下がったところで安定
(トリプトファン由来の蛍光は残る)
初回測定時の値が比較的低い → トリプトファン由来の蛍光が検出不可
(バッファーだけを測定した時の波形とほぼ同じになる)
時間経過か励起光照射で
タンパク質の分解やコンフォメーション変化が起こっているのかもしれませんが,
原因が全くわかりません.
同じような経験をされた方や
対処法を知っている方いらっしゃいませんでしょうか?
ご教示のほどお願いいたします. |
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