免疫沈降で目的タンパク質との結合を見るために、DSPを使用して免疫沈降を行っております。
しかしDSP処理した細胞をlysis buffer (0.1% triton入り)に溶かし、遠心後、上清を取ると、明らかにDSP処理しなかった細胞に比べて、抽出されるタンパク質量が少ない(1/10ほど)です。
これはDSPによってタンパク質が架橋されすぎてペレットに行ってしまうのでしょうか?
このような状態のライセートを実験に用いるものなのでしょうか?
行った方法は
1、細胞をdishに入ったまま1 mM DSP in PBSで30分、4℃インキュベート。
2、細胞を3回wash (50 mM Tris 7.5, 150 mM NaCl)
3、細胞をlysis bufferに溶かす(50 mM Tris 7.5, 150 mM NaCl, 0.1% Triton, protease inhibitor) 30分、4℃。
4、15000 rpm 30分。
5、上清を取る
DSPを0.1 mMまで下げると、タンパク質は抽出されるようになりましたが、逆に架橋されているかどうかが、分らず困っております。 |
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