私は日常的にある論文記載のマルチプレックスPCRを行っています。開始当初は論文記載の通りにAmpliTaq Goldを用いて行っていましたが、増幅効率に多少の不満があったので酵素の変更を検討しました。
そのときに検討を行ったのは、増幅効率の高さを謳ったTaKaRaのMightyAmp、TOYOBOのKOD plus ver.2、KOD FXの三種類でしたが、PCR産物のピークパターン(キャピラリー電気泳動でGeneScanをやってます)に各酵素間で違いがあったので、AmpliTaq Goldのピークパターンを最もよく再現したKOD FXに変更することにしました。増幅効率はいずれも高く、少なくともAmpliTaq Goldの数十倍はある感じでしたよ。
taqさんの場合は全く増幅しないということですが、PCRのサイクル条件を検討されてはどうでしょうか?TaKaRaのEx Taqも高増幅率を謳っていますから、マルチプレックスとはいえ全く増幅しないということは考えにくいと思います。
あとは、個々のシングルPCRがうまくいくかどうか検討する方法もあると思いますがどうでしょうか? |
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