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抗体の凍結乾燥法 トピック削除
No.3276-TOPIC - 2010/09/29 (水) 20:33:59 -
液体状態の(いわゆるフツウの)ポリクローナル抗体溶液。これを凍結乾燥により粉末化したいと思います。

この際、以下の2点がわかりません。お分かりの方ご教授願います。

1)抗体溶液の凍結乾燥は、そのまま低温真空環境を作る装置を用いて溶媒  を飛ばせばよいのでしょうか。大雑把にはわかる気がするのですが、実  際の詳細なプロトコルはどのようになりますでしょうか。

2)1)でご教授いただけたとして、その方法で凍結乾燥した場合、抗体の  力値はどのくらい落ちるものでしょうか。それともそのようなことは気  にする必要はないのでしょうか。組織切片を用いた免疫染色に用いる予  定です。尚、溶液のままの抗体では免疫染色に使用できます。

以上2点をご教授願います。
宜しくお願いいたします
 
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10年ほど前に 削除/引用
No.3276-6 - 2010/09/30 (木) 02:23:38 - はまじ
抗体ではないタンパクを凍結乾燥していたことがあります。おそらく抗体も同様の方法で凍結乾燥が可能だと思います。私は専用の真空凍結乾燥機を使用していました。まず、サンプルの溶媒をPBSに置換後(生理食塩水などもよく使われていると思います)、-30℃の冷凍庫で十分に凍らせておきます。次に乾燥機を始動させてポンプの暖気もかねて、機器の冷却を行います(20分程度でした)。そして、素早く機器内にサンプルを入れて、水分が完全に飛ぶまで(機械の容器はアクリル性なので内部あるサンプルが確認できました)ひたすら待つ(量によりますが、1.5mlチューブ程度なら一晩程度で大丈夫だった気がします。昇華の効率は固体が外気と接触する面積に比例しますので50mlチューブなどでは斜めに傾けて液を凍らせていました)という感じでした。
ですので、力価についてはちょっとわからないです。ずるい言い方なのですが、抗体にもよるかのしれないので、一度少量で試してみると良いかと思います。

ここからは、プさんの事情がわかりませんので全く持って勝手な話です。個人的には抗体はタンパク質の中でも、結構丈夫な物だという認識です。モノクロなどを大量に生産した際は、1.5mlチューブに分注して冷凍庫で保存していましたが、10年前の物でも特に問題なく使用できていました。冷凍庫、冷蔵庫内スペースの確保(凍結乾燥すれば室温保存が可能なはずですので)、輸送コストの低減などの特別な理由でなければ、凍結乾燥をなさらなくても何とかなるかなとも思っています。

(無題) 削除/引用
No.3276-5 - 2010/09/29 (水) 23:09:39 -
「いわゆる普通の」抗体とは抗血清をAffinity精製した後のものであり、DMSOは含んでいません。

(無題) 削除/引用
No.3276-4 - 2010/09/29 (水) 22:47:34 - qq
凍結乾燥機をお持ちですか?
凍結トラップの凍結温度が十分に低く高い真空度を維持する必要があります。
スピードバック+凍結トラップ+真空ポンプのような減圧乾燥機ではおそらく不可能です。
飛んだ蒸気を凍結する大変強力なトラップがないと、真空条件が低下して試料中の凍結している水分が気化することなく溶けてしまいます。

(無題) 削除/引用
No.3276-2 - 2010/09/29 (水) 20:41:24 - うーん
>液体状態の(いわゆるフツウの)

まずはこれを正確に記述した方がよいですよ。
ポリクロ(血清)なのか、それをaffinity精製したものかなど。

その場合、DMSOなどが入ってるのかとかね。

抗体の凍結乾燥法 削除/引用
No.3276-1 - 2010/09/29 (水) 20:33:59 -
液体状態の(いわゆるフツウの)ポリクローナル抗体溶液。これを凍結乾燥により粉末化したいと思います。

この際、以下の2点がわかりません。お分かりの方ご教授願います。

1)抗体溶液の凍結乾燥は、そのまま低温真空環境を作る装置を用いて溶媒  を飛ばせばよいのでしょうか。大雑把にはわかる気がするのですが、実  際の詳細なプロトコルはどのようになりますでしょうか。

2)1)でご教授いただけたとして、その方法で凍結乾燥した場合、抗体の  力値はどのくらい落ちるものでしょうか。それともそのようなことは気  にする必要はないのでしょうか。組織切片を用いた免疫染色に用いる予  定です。尚、溶液のままの抗体では免疫染色に使用できます。

以上2点をご教授願います。
宜しくお願いいたします

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