全体的にみてデタージェントの強い弱いの感触は皆さん同じ印象があると思いますが、個々の例で強いよわいはあまり当てになりません。なので一通りデタージェントを当たれと書いた総説もあったと思います。そうするとそんなことよりもなしですまないかというのがあったのでそう言う方法論をまず示しました。それでバックグランドがでてもついている感触があるなら、デタージェントを加えていくというのもやれますし、比較的対処しやすいと思ったわけです。くっつかなければそれ以上マイルドな手はとりにくいので打ち切ることを考える材料にもなりますし。
そう言う意味でちょっと小細工を書くのはさけていましたが、そのほかグリセロールはあるタンパク質の結合の安定化を促進します。EDTAを抜くのと近いアイデアですがMg++ 1mM Ca++ 500uMを添加するというのもありかと思います。
タグの位置もC,N末でコンプレックスがIPできなかったり、できたりということがあり得ますので、もし考慮に入れてなかったらお考えになってもいいかとおもいます。
結合を見るのはIPだけではありません。よっぽどクロスリンクの話も書こうと思ったのですが、これも条件を見つけるという意味ではいろいろいじれると思いますし、West-western blotというのもありますし、Y2Hでイーストホモログでポジなら直接的な可能性が高いのでリコンビナントでつく可能性もあります。もっとローテクでライセートをクロマトかけて、タンパク質の溶出パターンにオーバーラップしていたらそこでコンプレックスが溶出しているといえる可能性がありますし(とくにゲル濾過がわかりやすりとおもいます)同じ発想でネイティブな条件で等電点電気えいどうというてもとれます。
そんなこんなとやっていたら1年かかっちゃうんじゃないかと、、、ほかの実験をしながらだとそれでもいいのでしょうけど。 |
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