>Actias様、わかちこ様
返答有難うございます。
また、返事が遅くなってしまい申し訳ありません。
CTAB法を2回繰り返す方法は、結局、行わないこととしました。
これまでCTAB法を用いたDNA抽出を行っていたのですが、アルコール沈殿の際のペレットが異常に大きい、アガロースゲル泳動でウェルに引っかかったような泳動パターンになる、といったことから、多量の不純物が混入していると判断しました。それが多糖類ではないかと考え、CTAB法を2回繰り返すことでより効果的な除去を試みようと考えておりました。
そこで試しに既に抽出したDNA溶液に対してCTAB法を行いましたが、全く改善が見られなかったため、諦めることとしました。ちなみに、カラム精製もほとんど効果なしでした。
それとは別に、CTAB法の原理に関してですが、身近にあった本や文献では、塩濃度が高い時は多糖類やタンパクと、塩濃度が低いときは核酸と複合体を形成する、という記述で留まっていたため、なぜ複合体を形成するのか、塩濃度の影響の理由、塩は複合体に一部取り込まれるのかどうか、といったことに関してはまだ調べきれておりません。
せっかくですのでもう少し調べてみようと思います。
もし原理が分かったら、ここで報告することで解決済みとしようと思います。 |
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