現在ヒトのリンパ球系の株化細胞にレトロウイルスベクターを用いて、cDNAライブラリーを導入する実験を行っています。しかし感染性が低いのが問題となっています。
レトロウイルスのエンベロープにはVSV-Gを用いていますが、感染性がいまいちです。GFP発現レトロの培養上清を単純に感染させた場合では1%以下の感染率です。PEGで40倍程度濃縮してみましたが、あまり変わりはありませんでした。
またPolybreneの濃度も振ってみましたが、あまり変わりはありませんでした。
濃縮して、感染時に遠心(1000g, 60min)を行うと少しましになりまして5%くらいになります。
今後効率的に実験を進めるためには20-30%程度感染してほしいので、他にいい方法はないのか検討中です。
そこで皆様に質問があるのですが、
1.AmphotropicなenvとVSV-Gを比べた場合、やっぱりVSV-Gの方が効率いいのでしょうか?
2.RetronectinはVSV-Gでは効果はあまり期待できないのでしょうか?
3.ampho+Retronectinにしたら改善される可能性があるでしょうか?
4.他になにかいい方法をご存知ですか?
どうぞよろしくお願いいたします。 |
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