まずは何らの活性を持つ蛋白質であれば活性の減少を追うことによって
変性の割合を定量化できるのは既に思いつかれているのではないかと
思います。あとはCDスペクトルで2次構造(αヘリックスやβシート)の
変化を調べて見るのも手だと思います。この場合リファレンスとして
少なくとも変性していない蛋白質試料が必要になりますが、もし完全に
変性した蛋白質試料もリファレンスにできれば変化の割合である程度
変性状態を定量化できる可能性があります。あとはその蛋白質が変性
後にたまたま凝集体のようなものをつくることがあれば動的光散乱(DLS)
で光学的に予想される分子量の変化を追うことによってある程度定量化
できるかもしれません。正直なところこの最後の案はあまり自信ありま
せんが。 |
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