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マウスの経口投与について トピック削除
No.3191-TOPIC - 2010/09/12 (日) 19:59:24 - サスケ
マウスの経口投与について質問させてください。
僕はいま、1日1回4週間、病態モデルのマウスにマウス用鉄ゾンデを用いて経口投与を行いたいと思っています。

同じ研究室にマウスの経口投与を行っている人がいないので話を聞きながら行っていますがなかなかうまくいきません。およそ20匹に投与して一日で1匹か2匹死んでしまいます。

僕が注意しているポイントは以下のとおりです。
@投与ボリュームは、50 μL/10 mg です。
A鉄ゾンデは真ん中あたりで30°程曲げて使用しています。
B肺に逆流しないよう投与スピードについてはゆっくりしています。

ここで質問したいことがあります。

@経口投与が上手な人が行った場合、成功率(死なない、弱らない)はどのく らいでしょうか。やはりそうめったには死なないものでしょうか。
Aマウスが死んでしまうリスクが少ない経口での投与方法をご存じないでしょ うか。(僕は天然物を投与しているので、できれば経口での投与を行いたい と考えています)

今、経口投与ができないことでなかなか研究を進めることができません。大変困っています。どうか、今までたくさんご経験された方にご教授いただきたく投稿させていただきました。

お忙しいとは思いますがどうかご教授の程よろしくお願いいたします。
 
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17件 ( 1 〜 17 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.3191-17 - 2010/09/14 (火) 10:05:34 - サスケ
みなさんアドバイスありがとうございます。

おそらく保定できていないからのようです。
僕は今まで、親指と人さし指で首のまわりをもち小指と薬指の間に尻尾をはさんでいました。なので胴体部分がよく動いていました。
保定がとても重要であることを再度認識して、もう一度保定方法をしっかりと行ってみます。

みなさんありがとうございました。
また、結果報告させて頂きます。

(無題) 削除/引用
No.3191-16 - 2010/09/13 (月) 19:05:03 - mom-a
>壱 投与したあとかなり疲れたような様子で呼吸が荒い状態のマウスがいます。これは肺に少なからず液が入ってしまったということでしょうか。

肺に入ってしまった可能性もありますが、その後元気なようなら、保定の時に絞めすぎているのかもしれません…。


>弐 投与する際、ときにシリンジを押し出すのに抵抗があるときがあります。このとき、気管に入っている可能性があるのでしょうか。気管に入っているわかりやすい感覚ってどのようなものがありますでしょうか。

気管に入っている感覚はわかりませんが…病態マウスだと状況が違うと思いますが、元気なマウスでしたら、かなり深くゾンデを入れても大丈夫です。ゾンデを胃の中までしっかり入れ、先を(マウスの体の前面側に)動かすと、先がどこにあるかわかります。(というか、わかるくらい動かしても全然平気です。)まずはこれで、「食道を通って胃の中へゾンデを入れる」練習をしてみてはどうでしょう。

ポイントはおそらくhimawariさんがおっしゃっているあたりだと思います。
>保定を確実にし、ゾンデを咽頭まで入れたらマウスの体に水平になるようにゾンデの角度を変えて、さらに咽頭を持ち上げるように入れると、後はするっと胃まで入ります。

私はマウスをタテに持っているので、ゾンデを入れたらマウスの頭をそらせて顎から腹部までが平らになるような感じです。
あまりビクビクして口の中に漏らすとかえって誤嚥するように思います。

(無題) 削除/引用
No.3191-15 - 2010/09/13 (月) 18:45:43 - himawari
肺や気管支へのサンプル流入による窒息死の可能性も考えられますが、保定ミスが一番大きいかもしれません。
マウスを保定したときに、マウスが首や手足をあちこち動かしたりしていませんか?

肺や気管支への流入は保定ミスによっておこることが多いと思います。
確実な保定は投与ミスを防ぎます。

マウスは嚥下機能がないため、口からサンプルが少しでも漏れたら肺や気管支へ入る確率が飛躍的に大きくなります。
口からサンプルが漏れていませんか?

保定を確実にし、ゾンデを咽頭まで入れたらマウスの体に水平になるようにゾンデの角度を変えて、さらに咽頭を持ち上げるように入れると、後はするっと胃まで入ります。
ここがp.o.のポイントだと思います。

マウスを頚椎脱臼させた後に胸腹部を解剖して、ゾンデを胃に入れて生食を投与してみるとよいと思いますが、胃がけっこう膨らんで肺に逆流しないのがわかると思います。
ちなみに食道はゾンデより狭いのがわかります。
投与スピードは問題ではないと思います。

(無題) 削除/引用
No.3191-14 - 2010/09/13 (月) 16:07:32 - おお
あまり経験がないのですが、シリンジを押し出すのに抵抗があるのはたぶん変なところに入っていると思えます。

透けて見えるわけでないので、感覚をつかむのは大変かと思いますが、頑張ってください。

ゾンデを口のあたりから押し込むときの角度が重要かと思います。

(無題) 削除/引用
No.3191-13 - 2010/09/13 (月) 15:25:14 - サスケ
punkinさん、mom-aさん
ご教授ありがとうございます。


昨日、13匹投与し、一匹はすぐに死んでしまいました。
これについては足をバタバタさせて死んでしまいましたのでおそらく肺に液が入ってしまったからだと思います。
本日今しがたマウスの様子を見てきました。残りの12匹中、6匹が死んでおりました。そのうちsalineを打っていたのは3匹です。なのでやはり投与している天然物が原因であるという結論まではいかず、それ以前に投与方法が問題でした。

ここでまたいくつか質問させてください。(ほんの些細な内容で質問してしまってすみません)

壱 投与したあとかなり疲れたような様子で呼吸が荒い状態のマウスがいます。これは肺に少なからず液が入ってしまったということでしょうか。
弐 投与する際、ときにシリンジを押し出すのに抵抗があるときがあります。このとき、気管に入っている可能性があるのでしょうか。気管に入っているわかりやすい感覚ってどのようなものがありますでしょうか。

よろしくお願いいたします。

ディスポーザブルゾンデ 削除/引用
No.3191-12 - 2010/09/13 (月) 12:39:18 - mom-a
フチガミ器械のものを使用しています。先にシリコンがついています。サイズが3種類あるので、マウス用の一番小さいものを使っています。私は先端は特に曲げていません(ラットの場合は曲げています)が、これは慣れというか癖があると思います。頭の後ろから背中にかけて皮膚をぎゅっとつかみ、顎から腹部までが平らになるようにして投与しています。

投与量は0.05〜0.1mL/10g(体重)くらいです。

投与による死亡原因としては保定の時に締めすぎ、気管に誤投与などで窒息する、あたりでしょうか。胃を突き破ったというのはあまり聞きません。

健康なマウスでしたら、殆と死亡することはないと思います。が、病態モデルをお使いとのことですので、もともとマウスが弱っているなど、難しい原因があるのかもしれません。手技に不安がある段階でしたら、まずは健康なマウスで練習して、確実に投与する感覚をつかむのも良いかもしれません。

(無題) 削除/引用
No.3191-11 - 2010/09/13 (月) 10:46:28 - Pumpkin
>およそ20匹に投与して一日で1匹か2匹死んでしまいます。

これはまずいですね。

私も金属ゾンデ(夏目)で1日一回の投与を3週間連続1タームでやりますが、投与が原因の死亡は一度もないですね。

なれない頃は、うまく送管できなくてマウスの口を切ってしまったりして血が出てしまったことはありますが、死亡はないです。

しかしこの手の手技は人から聞いてもわからないので、熟練者の技術を見て盗むか教科書から見るしかないですよね(私もほぼ独学で苦労しました)。

ipとかって結構載っているんですが、opってあまり概説がなくて。一応参考図書をあげておくと、

アニマルマネジメント 笠井一弘著 アドスリーのp177に図解あります。
2500円なので、もしよろしければ購入されてみてはいかがでしょうか。

(無題) 削除/引用
No.3191-10 - 2010/09/13 (月) 10:26:11 - サスケ
多くのご助言ありがとうございます。

kanataさん、おおさん
ありがとうございます。おそらく天然物自体もかなり作用がきついと考えられるものですので天然物の作用によるものの可能性は否定できません。しかし、それ以前に、2週間ほどで投与していたコントロール群のマウス6匹が全滅してしまいましたので、天然物が悪いというはっきりとした結論が導きだせていないのが現状です。

もうひとつ質問なのですが、コントロール群にsalineを投与した場合、マウスがゆらゆらとふらつく(なんだかナルコレプシーのような感じに思うのですが・・・)ような状態にはなりますでしょうか、僕が天然物を投与した場合そのような現象がみられ、コントロール群ではおそらくみられていないと思うのですが、処置のウデがまだまだ未熟なのでなかなか現象を評価できていません。

teratomaさん
「200匹x1日2回x14日の連日投与で投与過誤で死ぬのは平均1匹未満」ですか!?上手い人がやったらすごいんですね;;やはり投与のウデの問題のようですね。とても参考になりました。精進したいと思います。ありがとうございます。

(無題) 削除/引用
No.3191-9 - 2010/09/13 (月) 02:27:51 - おお
ちょっと確認。
コントロール群も死にますか?
正常のマウスでやったときの成功率は?

(無題) 削除/引用
No.3191-8 - 2010/09/12 (日) 22:45:54 - teratoma
@経口投与が上手な人が行った場合、成功率(死なない、弱らない)はどのく らいでしょうか。やはりそうめったには死なないものでしょうか。

ウチのラボでやっている試験では鉄ゾンデを使ってマウスに経口投与していますが、マウス200匹x1日2回x14日の連日投与で投与過誤で死ぬのは平均1匹未満です。
投与しているのは熟練のテクニシャンですので、上手い人なら鉄ゾンデでもほとんど死なないんだと思います。
私が投与すればもっと死にますが、、、、。
ご参考まで。

ディスポをお勧めします 削除/引用
No.3191-7 - 2010/09/12 (日) 22:31:34 - マチ

(無題) 削除/引用
No.3191-6 - 2010/09/12 (日) 22:06:20 - Kanata
ディスポーサブルの経口ゾンデですが、
Fisherの経口ゾンデ(5つパックの滅菌ずみ)15x76mmのものを使っていましたが、他社さんの製品でも問題ないと思いますよ。

弱って数日後に死んでしまうんですか。そうなると、因果関係はわからないのですが、投与している天然物(合成したものか抽出したものかわかりませんが)の影響というのも考えていいかもしれませんね。

うまくいきますように。

早急なコメントありがとうございます。 削除/引用
No.3191-5 - 2010/09/12 (日) 20:44:39 - サスケ
とても困っていたので、すぐに回答してくださり本当に感動です。

僕の経口投与で死んでしまう場合、ほとんどがだんだん弱ってきて数日後に死んでしまうといった感じです。なので、食道がだんだん損傷してストレスによって死んでしまっているのではと思います。

僕の実験の場合、ストレプトゾトシン誘発の糖尿病モデルに対して投与しています。なので日に日にマウスは弱ってきてしまいますので極力ストレスは与えたくないです。

amiさんありがとうございます。
以上の理由でストレスをあまりかけたくないので、amiさんのお勧めの方法考えてみます。ありがとうございます。

kanataさんありがとうございます。
kanataさんがお使いのディスポでお勧めのものはありますでしょうか?

重ね重ね申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

(無題) 削除/引用
No.3191-4 - 2010/09/12 (日) 20:24:00 - Kanata
鉄のゾンデは使ったことないです。ディスポでやってますが、ホールディングでしめすぎなければ、まず死ぬことはなかったという印象です。

ゾンデをマウスの口元に持っていくとかんだり、なめたりします。そのときに自然に導入していました。

動物実験を文章で説明するのは難しいですね・・・
上手くいきますように。

(無題) 削除/引用
No.3191-3 - 2010/09/12 (日) 20:17:03 - ami
とりあえず、きつくホールドしなければ絶対死なないので、そこは安心です。

これでうまくいく!(はず 削除/引用
No.3191-2 - 2010/09/12 (日) 20:15:09 - ami
@経口投与が上手な人が行った場合、成功率(死なない、弱らない)はどのく らいでしょうか。やはりそうめったには死なないものでしょうか。

うまい人がやれば、鉄ゾンデでも死にませんが、1日1回を続けるとストレスもかなりすごいと思うのでお勧めしません。

Aマウスが死んでしまうリスクが少ない経口での投与方法をご存じないでしょ うか。(僕は天然物を投与しているので、できれば経口での投与を行いたい と考えています)

マウスを、腹腔内注射とかするときみたいに、背中をホールドして、ケージのふたの上に2本足で立たせます(手とか顔は結構自由に動かせる状態)。で、注射器の先に細いビニールの管をつけたものに投与したい液体を入れておいて(管の中にとどまるようにすると50ulでもロスが少ない)、管の先をマウスの口の所へもっていきます。マウスがくわえたり、噛み付いたりしたタイミングを見計らって、注射器で口の中に液体を押し込みます、というか水滴を作ってあげます。そうすると自然と飲んでくれます。

確実性が怪しいと思ったら、色つきの水をあげてみて確認すればいいですが、けっこう確実に入ってます。

おすすめです。

マウスの経口投与について 削除/引用
No.3191-1 - 2010/09/12 (日) 19:59:24 - サスケ
マウスの経口投与について質問させてください。
僕はいま、1日1回4週間、病態モデルのマウスにマウス用鉄ゾンデを用いて経口投与を行いたいと思っています。

同じ研究室にマウスの経口投与を行っている人がいないので話を聞きながら行っていますがなかなかうまくいきません。およそ20匹に投与して一日で1匹か2匹死んでしまいます。

僕が注意しているポイントは以下のとおりです。
@投与ボリュームは、50 μL/10 mg です。
A鉄ゾンデは真ん中あたりで30°程曲げて使用しています。
B肺に逆流しないよう投与スピードについてはゆっくりしています。

ここで質問したいことがあります。

@経口投与が上手な人が行った場合、成功率(死なない、弱らない)はどのく らいでしょうか。やはりそうめったには死なないものでしょうか。
Aマウスが死んでしまうリスクが少ない経口での投与方法をご存じないでしょ うか。(僕は天然物を投与しているので、できれば経口での投与を行いたい と考えています)

今、経口投与ができないことでなかなか研究を進めることができません。大変困っています。どうか、今までたくさんご経験された方にご教授いただきたく投稿させていただきました。

お忙しいとは思いますがどうかご教授の程よろしくお願いいたします。

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