一応、お知らせします。
私の目的:Hisx6-taggedタンパクを細胞に強制発現後、Ni-beadsでIP濃縮することです。
私の問題点;Ni-beadsに目的のタンパク質以外に、内在性のタンパク質が結構付いてくる。
私の今回の実験内容;これら望まないタンパクのbeadsへの吸着を阻害できれば、欲しいタンパク質の回収率、及び純度が増加するのではないか。
まず、Hisx6-tagged lysateとNi-beadsとの反応液に、Imidazoleを段階的に濃度を変えたものを加え、一時間、4度でrotationしたものを遠心後、sample bufferでelutionして、SDS-PAGEを行った。
Imidazoleの濃度は0, 5, 10, 20, 40, 80 mM(final conc.)の6段階。
結果、0->20と増加するに従って、欲しいタンパク質の回収量が増加した。(20 mMが回収量のpeak)
しかし、40->80 mMでは逆に回収量は低下した。(80 mMではほとんど回収されなかった)
一方、純度に関して、
5 mMから徐々にnon-speは無くなり、40 mMでほとんどCBBでは見れなくなった。
まとめ:以上の実験から、Imidazole 20 mM存在下でcell lysateとNi-beadsをIPしたいと思います。
みなさまありがとうございました。 |
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