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(無題) 削除/引用
No.3161-6 - 2010/09/07 (火) 17:33:50 - 初心者
おお様、ご教示ありがとうございます。

バックが上がっている状態だと思います。非特異バンドが勝っています。
CCDカメラを使っていますが、15秒でもボーっと光ります。二次抗体を希釈していけば光も弱くなりますが、かと言ってバンドが得られるわけではありません。フィルムなら一瞬で真っ黒けだと思います。

> ブロッキング剤との相性がわるくて、お使いのブロッキング剤でブロックするのに極端に時間がかかるのでしょうか、、、それならブロッキング剤を違うものに変えてみるのも手かもしれません。
収縮蛋白のトータルとリン酸化を検出したいので、最終的にリン酸化の検出の邪魔になってはいけないと思い、念のためにskim milkを避けています。リン酸化検出への影響を気にしなければ、トータル目的蛋白ではこのフォーラムで知った2% skim milk + 0.25% BSAがいちばんブロッキング効果がありました。
今使っている5% BSAは、ブロッキング効果が低いように感じます。手近なところでブロッキング剤を変えるなら、次はゼラチンでしょうか。

> tweenからNP-40に変えてみるとか1.5-2xTBST(PBST)にして、非特異を減らすとかいろいろ考えられるてはありますけど、、、手探りになっちゃいますね。

どちらの手段も知りませんでした。これまでは抗体濃度やブロッキング条件を変えていくだけでした。試してみたいと思います。

> あとはPVDFからニトロセルロースに変えるとどうでしょうか、、ものによってはドラスティックに変わります。

ありがとうございます。試してみます。

> 抗体が血清でとかIgGを生成しただけでアフィニティーを通してないなら、精製するというのもてかもしれません。

データシートにはアフィニティーの記述があります。

> もし購入したもので文献が参考にできるならマテメソを確認したり、使っている研究室に問い合わせたり、メーカーのサポート(当てにならないところも多いですが)を利用したりするのも手だと思います。

データシートに載っている文献を参考にしていますが、上手くいきません。問い合わせてみようと思います。
メーカーのサポートに詳細な実験手順と写真を送ったのですが、別ロットをくれただけでした。別ロットでは非特異の中のとりわけ大きなバンドは消えましたが、問題の解決には至っていません。
カタログナンバーは伏せておこうと思いますが、◯ンタクルズのヤギで同じような経験をお持ちの方には是非ご教授いただきたいです。

> 15ugなのでさほど多い量ではないと思いますけど、少なくて済むのであればそちらの方が綺麗にいきますが、あとは抽出方法をマイルドにしていくというのもありますけど、その前にバックグランドじゃないかと思えますので、、、

筋細胞・収縮蛋白ということで、β-actin以上に絶対的な感覚でいたのですが、15μgは少なかったでしょうか。抽出は、dishに直接lysis bufferを加えてスクレーパーで回収・冷却遠心と手荒過ぎたかもしれません。マイルドな方法を検索してみます。ありがとうございました。

(無題) 削除/引用
No.3161-5 - 2010/09/07 (火) 16:56:19 - おお
> なお、「メンブレン全体がボーっと光る」は抗体のターゲットがないときによく見られるように感じます。

カメラでとっているなら、検出感度がオートで調整されていて、得られた最大の光の強さを、ディスプレイ上のマキシマムにもってきてしまうためバックグランドがエンハンスされている可能性があるような気がします。

そういう機械的な処理がない状態で実際のバックがどの程度か把握しないと問題点がどこにあるのか探りにくいかもしれませんよ

ストリッピングはしていません 削除/引用
No.3161-4 - 2010/09/07 (火) 16:47:50 - 初心者
ats様、早速のご回答ありがとうございます。

> 1回目の操作+reprobingを通して徐々にrefoldingされた目的タンパクが、2回目で検出されているように思えます。

Refoldingは考えたことがありませんでした。恥ずかしながら「SDS-PAGE=変性」と理解していたのですが、メンブレン上で徐々にrefoldingしていくのでしょうか。

> たまたま同様の泳動位置にくる他のタンパクが多すぎて膜上でマスクされている状態が、reprobingで剥がれて露出することにより抗体が結合できるようになるとか。

マスクされている可能性は否定できませんが、筋細胞を用いて収縮蛋白を検出しようとしていますので、こちらも含有率は非常に高いと思われます。抽出に用いた細胞は、複数の収縮リガンドに対して一様に収縮応答を示しています。

> (1)目的蛋白の抗体は、変性タンパクも検出出来ることは確認されていますか?

確認していません。抗体のデータシートにはwesternへの適応が書いてあったため、変性蛋白の検出に問題はないものと考えてしまいました。確認のためにはどのような実験を行えば良いのでしょうか。

> たとえばcDNAを一過性に導入した細胞抽出液など、確実なpositive controlではどうですか?

トライしてみます。ただ、上記のように某筋細胞から収縮蛋白を検出しようとしていますので、確実なポジコンであるように思われます。

> (2)reprobing液の組成は?(3)reprobing操作のみを行い、目的抗体でウェスタンブロッティングしたらどうなりますか?

質問にリプローブという言葉を使ってしまいましたが、抗体をはがしたという意味ではありません。乗せ直しただけです。申し訳ありませんでした。
メーカーのHPに「ひとつのメンブレンから複数の蛋白を検出したい時は、抗体の動物種が異なる場合はストリッピングは不要であり、ECLをよくwashしてから次の抗体を乗せても構わない」とあったので、β-actin検出後のメンブレンをT-TBSで洗って、そのメンブレンに目的抗体を直接反応させました。はがし液は今回は使っていないのです。二度目のECL処理の際には、一度目のβ-actinのバンドも一緒に出てきます。

Reprobing操作のみ行い、目的抗体でウェスタンブロッティング…もやっていません。ただ、初めに検出するβ-actinの二次抗体の濃度をバンドが見えないくらい下げてECL処理をしたメンブレンをいつものようにwashして目的抗体を反応させたところ、ちょうど全体がボーっと光る時のパターンとシャープなバンドが得られる時のパターンの中間のような結果になりました。また、ECL処理のみを行い、目的抗体でウェスタンブロッティングをしたところ、ボーっと光ってしまいました。ECL処理のみを行い、目的の一次抗体を乗せずに二次抗体のみを反応させたところ、非特異的なバンドが出てしまうこともわかりました。

> (4)ロードするタンパク量を1/5に減らして行なうとどうなりますか?

45, 30, 15, 5, 1μgと並べて流したことがありますが、一度目の目的蛋白検出ではボーっと光り、別のメンブレンでβ-actin検出後に目的の抗体を反応させたところ蛋白濃度に応じてバンド(非特異含め)は薄くなりました。5μg, 1μgはほとんど見えませんでした。

> なお、「メンブレン全体がボーっと光る」は抗体のターゲットがないときによく見られるように感じます。

確かにすんなりバンドが得られる時は、ボーっと光るということはなかったような気がします。たくさんのご教示ありがとうございました。

(無題) 削除/引用
No.3161-3 - 2010/09/07 (火) 15:39:26 - おお
要するに全体のバックグランドが上がっているように見えるんでしょうかね、、、でもそれだけではよくわかりませんね。シグナルが弱いとバックグランドが上がるまで見てしまう可能性もありますし。
でもラダーがみえるということは、確実に非特異なバンドの方が勝ってますよね。
、、、ん、
そもそも白くぼーと光るというのはカメラでとってポジのイメージでみてるんでしょうか。それなら、フィルムでやくと真っ黒けじゃないかなぁ、、それならけっこうバック高いかもしれません。
ブロッキング剤との相性がわるくて、お使いのブロッキング剤でブロックするのに極端に時間がかかるのでしょうか、、、それならブロッキング剤を違うものに変えてみるのも手かもしれません。
tweenからNP-40に変えてみるとか1.5-2xTBST(PBST)にして、非特異を減らすとかいろいろ考えられるてはありますけど、、、手探りになっちゃいますね。

あとはPVDFからニトロセルロースに変えるとどうでしょうか、、ものによってはドラスティックに変わります。

抗体が血清でとかIgGを生成しただけでアフィニティーを通してないなら、精製するというのもてかもしれません。

もし購入したもので文献が参考にできるならマテメソを確認したり、使っている研究室に問い合わせたり、メーカーのサポート(当てにならないところも多いですが)を利用したりするのも手だと思います。

自分ところで作ったならやはり手探りでしかないです。

購入したものでしたら、商品のカタログナンバーとメーカーを書けば使った人がたまたま見るかもしれませんが、それは公開していいかどうかよく考えた上で差し支えなければお示しになってはどうでしょうか。

15ugなのでさほど多い量ではないと思いますけど、少なくて済むのであればそちらの方が綺麗にいきますが、あとは抽出方法をマイルドにしていくというのもありますけど、その前にバックグランドじゃないかと思えますので、、、

もし抽出方法などきょうみがありましたら、過去ログにわんさかと載ってると思いますので検索されてもいいかもしれません。

(無題) 削除/引用
No.3161-2 - 2010/09/07 (火) 14:56:08 - ats
確証はありませんが、1回目の操作+reprobingを通して徐々にrefoldingされた目的タンパクが、2回目で検出されているように思えます。または、たまたま同様の泳動位置にくる他のタンパクが多すぎて膜上でマスクされている状態が、reprobingで剥がれて露出することにより抗体が結合できるようになるとか。
そこで質問です(1)目的蛋白の抗体は、変性タンパクも検出出来ることは確認されていますか?
たとえばcDNAを一過性に導入した細胞抽出液など、確実なpositive controlではどうですか?
(2)reprobing液の組成は?(3)reprobing操作のみを行い、目的抗体でウェスタンブロッティングしたらどうなりますか?
(4)ロードするタンパク量を1/5に減らして行なうとどうなりますか?
なお、「メンブレン全体がボーっと光る」は抗体のターゲットがないときによく見られるように感じます。

ウェスタンのリプローブ 削除/引用
No.3161-1 - 2010/09/07 (火) 14:29:04 - 初心者
ウェスタンブロットが上手く行かなくて困っています。
なぜか一度目のECL検出後にリプローブしないとバンドらしくならないのです。

初代培養細胞(目的蛋白のポジコンとして用いられる細胞です)の蛋白をRIPA bufferで溶出後、4x sample buffer(10% SDS)を加えて95℃, 5min boilし、15% polyacrylamid gelで泳動します。1レーンあたりの蛋白量は15μgです。
転写はセミドライ方式で行い、メンブレンはPVDFを使用しています。
ブロッキングには5% BSA、washにはTween-TBSを使用しています。

このメンブレンでβ-actin(mouse IgG)を検出すると、特に問題はなさそうに見えます。バックも出ず、シャープなバンドが得られます。
検出にはECL Plusを用いています。

しかし、上記と同様の手順で得られた別のメンブレンで目的蛋白(goat IgG)を検出しようとすると、メンブレン全体がボーっと白くぼやけたような写真になってしまいます。ぼやけた中にラダー状の濃淡があり、無数のバンドのように見えます。

抗体の動物種が異なる場合はリプローブの際に最初の抗体をはがさなくても良いとのことなので、β-acrinのバンドが確認できた方のメンブレンをT-TBSで洗浄し、ECLの蛍光が無くなったことを確認した上で、今度は目的蛋白を検出しようとしました。再ブロッキングはせず、リプローブの手順は一次抗体反応からです。
すると、非特異バンドも多いものの以前のようにぼやけたりせず、シャープなバンドが得られました。その後、同じ方法で抗体の希釈倍率や露光時間を調整することでそこそこ綺麗な写真になりました。

でも、目的蛋白はこのようなリプローブの時にしか検出できないのです。これは最初の検出がβ-actinでなくても同様です(普通はやりませんが、一度目に目的蛋白を検出しようとしてやはり全体が光ってしまったメンブレンを、もう一度洗って再度目的の抗体で処理してみました。するとバンドが得られました)。とにかく何かを一度検出して、そのメンブレンをTween-TBSで洗って、ECLの蛍光が失われたのを確認してから目的の一次抗体・二次抗体を処理しないといけないのです。そうしないと、メンブレン全体がボーっと光ってしまいます。

これはどうしてなのでしょうか。
目的蛋白の抗体は複数持っています(goat)。目的蛋白のリン酸化を検出する抗体もあります(goat)。二次抗体もたまたま古いものと新しいものとがありそれぞれメーカーも異なりますが、どの組み合わせを使っても一度目はぼやけます。
どうかご指導よろしくお願い致します。

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