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ブロッキング用の血清の保存について トピック削除
No.3150-TOPIC - 2010/09/05 (日) 22:55:30 - まぁ
 研究初心者です。
 免疫染色で二次抗体由来の動物血清をよく使うと思いますが、血清の説明書には大抵−20℃で保存と書いてあります。
 BSAではよく、PBSで溶かした後に4℃で1週間程度の保存をすることはあると思うのですが、同様に動物血清(例えば5%ヤギ血清をPBSで希釈して作製)では保存できるのでしょうか。
 結果が不安定なのは、この保存方法に問題があるのでしょうか。
 教えて下さい。
 
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No.3150-7 - 2010/09/06 (月) 23:00:43 - ATCG
蛋白質関係を含む溶液はできるだけ用事調製したほうがいい。

組織の免疫染色などではHRPを介して発色させるやつをよくやるんだけどもしその系ならば防腐剤としてエーザイドは使わないほうがいいかなと思う。
じゃあどうするかというと、たとえばちょっと面倒だけどはじめに血清はフィルター滅菌してふだんは4Cに保存しておいて、使う時はクリンベンチで開けて無菌的に必要量とって、PBSと混ぜるみたいな感じがいいかな。

結果が安定しないのは、Blocking液の問題ではない気がする。とりあえずそれなりの時間ちゃんとやれば、よほど大きな間違いしない限りけっこう適当でもそんなにクリティカルな影響はでないところだとおもう。

一番気になるのは抗原の賦活化のところ。やってますかね?賦活化の有無はもちろん、どんな方法(いろいろある)でやるかとか、その条件がけっこう響くし、処理時間とか、pHとか、処理の具合が変わると結構結果が振れる事は多い。やり過ぎでうまく染まらないことも不足でうまく染まらないかないこともある。またむしろしない方が明らかにいい事もある。抗原と使う抗体しだいなので、はじめにちゃんと条件検討して、この条件で染まると決まったらこのステップは出来るだけ厳密にやったほうがいい。

過酸化水素処理も時間とか方法とかで同様の注意が必要かもしれない。過酸化水素処理は短時間なら他の酸化剤ほどは抗原性を損なうことはないらしいけどそれでも時間が長いといろいろ酸化されて抗原性が低下してくるエピトープもある。

あと古い標本だと奇麗に染まりにくい事がある。比較してるのは同時期に作成したプレパラートかな?

あと注意すべきなのは固定のところかな。PFA固定だと時間や温度の条件が異なると結果に影響出ることがある。それと組織片の大きさは大体同じくらいにしたほうがいいと思う。同じ固定時間でも大きさがあまり違うと内部への浸透、固定に違いが出てしまうから。

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No.3150-6 - 2010/09/06 (月) 10:54:23 - Boston
マウスの組織なのか?凍結切片なのかパラフィン切片なのか等の情報が必要です。

仮にパラフィン切片とした場合、抗原の賦活化の善し悪しで結果にばらつきがでます。ポジコンとネガコンをサンプルと同一のスライドにつけて、染色することをお勧めします。

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No.3150-5 - 2010/09/06 (月) 09:32:42 - 組織
免疫染色でブロッキングが問題になることはあまりないので(省略する人もいるくらいです)、他の原因(固定方法、一次抗体、抗体濃度など)から検討していった方がいいように思います。血清の保存に関しては、4℃1週間くらいなら多分問題ないかと思います。ただ、ブロッキング目的なら凍結融解を何回繰り返しても大丈夫なので、私は毎回、未希釈血清を-20℃から解凍してブロッキング液を用時調製し、また凍結保存しています。

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No.3150-4 - 2010/09/06 (月) 09:16:17 - まぁ
 ご指摘ありがとうございます。
 『不安定な結果』とはうまく発色されることもあれば、negative controlもpositive controlも同じように薄く発色されることがあることです。自分的にはバックグランドが高いと思っております。

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No.3150-3 - 2010/09/06 (月) 08:37:26 - Boston
Actias 様と同意見です。

ところで、血清は細胞培養にも使います。4−37°C の条件下、数日で駄目になるほど不安定だとは思いません。アジ化ナトリウムなどを添加して、コンタミを抑えるのがポイントだと重います。

(無題) 削除/引用
No.3150-2 - 2010/09/06 (月) 08:13:11 - Actias
その、「不安定な結果」について質問したほうが良いかと。

ブロッキング用の血清の保存について 削除/引用
No.3150-1 - 2010/09/05 (日) 22:55:30 - まぁ
 研究初心者です。
 免疫染色で二次抗体由来の動物血清をよく使うと思いますが、血清の説明書には大抵−20℃で保存と書いてあります。
 BSAではよく、PBSで溶かした後に4℃で1週間程度の保存をすることはあると思うのですが、同様に動物血清(例えば5%ヤギ血清をPBSで希釈して作製)では保存できるのでしょうか。
 結果が不安定なのは、この保存方法に問題があるのでしょうか。
 教えて下さい。

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