プローブは市販のものではありません。プローブは共同研究で得た染色体DNAをPCRでラベルして調整しています。プローブの量は10 ng/µl 1x hybridization buffer (50% FA/2xSSC)です。Cot1 DNAをプローブのx50倍量入れています。以前、友人からもらった市販のプローブ(FITCラベル、会社は忘れました)をつかって同様にFISHをやったときは上手くいきました。
もしTexasRed以外の色素(FITC, Alexa488, Cy3, TMR, Cy5等)のついたAvidinをもっていたら、それでトライすることをお勧めします。TexasRedは第一選択の色素ではありません。
それと、当方ではBiotinシステムはembryoに使っていません。胚の細胞膜に内在性のビオチンによるノンスペがでるからです(ひょっとして、Strainによっては出ないのかも)。カルノア固定後に、充分HCl, Pepsin等でタンパク質を除去した染色体標本なら、Bitotinは使えます。PFA固定などのサンプルには使っていません。当方では蛍光色素で直接ラベルしたプローブを使用しています。先のコメントで抗体による増幅は必要ないと言ったのは、その為です。 |
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