少し話がずれるかもしれませんがGFPはin vivoでのイメージングには不向きの場合があります。
肺を摘出して表面に腫瘍ができる位であれば十分蛍光が観察可能ですが、生きたまま表皮の上から励起させたり、肺の内部の方の細胞由来の蛍光を観察するのはマウスの自家蛍光や励起光の組織の透過率の関係から難しいようです。(某in vivoイメージングのメーカーの方がおっしゃっていました)
そのような場合はRFPのような赤色蛍光の方がシグナルが強いそうです。一番感度がいいのはルシフェラーゼによる発行ですが、基質を注射したりと手間がかかるので敷居が少し高いです。
きちんと安定発現株が樹立できているのに蛍光が観察できないときは上記のような手段も参考になればと思います。
あとGFPの発現が落ちていても、肺ごとゲノムやRNAを抽出してGFPをqPCRで検出するという荒業?もあります。 |
|