エアレーションは今回に限らず徹底した方が良いと思います。また、先の回答にも書きましたが、培養時間12時間というのは、一般的には短すぎると思います(お使いのキットでその条件が推奨されているなら別ですが)。
毒性があってプラスミドの収量が低いというのは良くあることです。その場合は、コピー数が下がるというよりプラスミドを脱落させた菌が優先的に増えることで収量が落ちます。アンピシリンを補うというのはそれを防ぐためですが、アンピシリン耐性遺伝子のコードするβ-ラクタマーゼは分泌性の酵素で、菌が生え出した後に加えたアンピシリンはたちまち分解されてしまいますので、手間ですが遠心で一度菌体を回収して新しいアンピシリン入りの培地に再懸濁した方が有効だと思います。
現状で一番簡単に収量を上げるには、bさんがお書きになっているように3倍量の培養からアルカリ法でプラスミドを回収し(ProKやPhOH-CHCl3抽出は不要)、それをTEなどに再溶解したものを再度キットに沿って処理してカラムに掛けることで、この方法はQiagenのマニュアルに記載があったと思います。 |
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