イムノアッセイ系にはSDSは悪影響を与えるケースがあります。
含有量が多い場合は希釈により対応可能ですが、少ない場合だと界面活性剤を検討するのが近道かと思います。
また、ターゲットの高次構造が複雑(S-Sが複数ある等)な場合は、抗体(特にmAb)によって非変性と変性抗原に対する反応性が異なるケースがあります。
抗体が入手できるのであれば、
まずは肝組織中のターゲット含有量をWB等で見積もってみるといいと思います。
次に、Lysis bufferの組成(主に界面活性剤)の検討として、可溶化率の見積もり(WB)およびIP-WBのIP効率を比較すれば、最適なLysis bufferの組成が見出せると思います。 |
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