オープンカラムと比べて長所は、圧かけられるので分離が速く済むのと、分離能がいい点ですかね。あとグラジェント溶出するならFPLCは非常に楽ですね。欠点は詰まったりとか途中でトラブルが起こると少し厄介なことや、融通が利かないことですかね。オープンカラムでいけるならそれにこした事ないと思いますが、精製したい蛋白質が不安定とか失活しやすいとか,コンタミの蛋白質とうまいこと分けにくいとかいうことならFPLCは有効かも。
対象物の性質(分子量、等電点、金属の有無、親和性など)を文献で良く調べて、たとえば途中にアフィ二ティカラムを入れるとか、ゲル濾過の分画分子量範囲とかに留意するとか、イオン交換の種類とか、溶出方法を変える(塩濃度の勾配とかみたく)そういうのを工夫して精製計画を立てるほうが現状を改善出来る事多いとおもいます。 |
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