Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

最新のフォーラム | このフォーラム | ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

腸管wholemount標本 トピック削除
No.2955-TOPIC - 2010/07/29 (木) 21:22:31 - Cajal
ラットの腸管wholemount標本の作成方法についてお伺い致します。
Auerbach神経叢の観察を目的として、ラット腸管のwholemount標本を作成し、神経細胞に対して蛍光免疫染色を行いたいと考えています。参考にしたいくつかの文献によれば、腸管粘膜および粘膜下層をstripもしくはsharpにdissectionすると記載されていることが多いようです。しかしながら、実際のテクニックについての情報が圧倒的に不足しており、難渋しております。もし、経験をお持ちの方がいらっしゃいましたらアドバイスを頂けませんでしょうか。宜しくお願い致します。
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



9件 ( 1 〜 9 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.2955-9 - 2010/08/18 (水) 00:07:29 - TS
免疫染色に持っていきたい、ということですが、
どのような標本を作りたいか、どのような像が欲しいのかによるのではないでしょうか?

固定標本? 未固定標本? 
En faceの像が欲しいのか、切片を切るつもりなのか、とかです。

まぁ固定か包埋が許されれば、作業は止めれると思いますが。

追加でご質問 削除/引用
No.2955-8 - 2010/08/17 (火) 23:52:33 - Cajal
もう1点教えて頂きたいことがあります。
腸管wholemount標本を作成したのち、標本はただちに染色の工程へ進めなければならないのでしょうか。
つまり、複数回腸管の採取を行うような実験の場合、保存は可能なのでしょうか。
御教示頂けますと幸いです。

(無題) 削除/引用
No.2955-7 - 2010/08/05 (木) 03:55:17 - 遅レスですが
私もかつて少しだけ習ったことがあります。
樹脂(ゴムのようなもの)をはったシャーレに腸管を切り開いて粘膜を下にしてピンで貼り付け、先細ピンセット(No.5)で漿膜をはがしてそれをWhole-mount免疫染色しました。
まず切り開いた縁の部分の漿膜を全長に渡って剥いで、きっかけを作ってやると、途中で破れたりせずに、広い範囲に渡って漿膜が取れます。
私は実際に見せてもらったので、それほど苦労はしませんでしたが、そうでないと難しいと思います。
頑張って下さい。

ありがとうございます 削除/引用
No.2955-6 - 2010/08/04 (水) 22:49:31 - Cajal
ご丁寧なお返事誠に有難うございます。
身近にこのような実験をされている方が見当たらず、ご質問させていただいた次第です。本来であればやはり実際の手技を見せていただくのが宜しいかとは思うのですが・・・。

(無題) 削除/引用
No.2955-5 - 2010/08/02 (月) 12:47:49 - TS
かよ様:
私も人から習っただけでして。
ただ、教えて頂いた先生のラボだけでなく、いくつかのラボでこの方法を使っているのを見たことがありまして、よく用いられる方法なのかな、と思っておりました。
隅のほうではありますが、針の穴が開くことと、シート状に開かなければなりませんので、このあたりが許容される実験であれば、試してみてください。
一方で、かよさんの方法では、そのあたりがクリアできていて、特に腸管をシート状にしなくても良い点が、実験によっては重宝しそうですね。
こちらこそ、貴重な情報ありがとうございました。

ためしてみたいです 削除/引用
No.2955-4 - 2010/08/02 (月) 10:37:43 - かよ
TSさんの方法の方がずっと楽にできそうな気がします!
今度試してみます。下が硬いものより、ゴムのようなものの方が、メスが入りすぎずうまくいくように思います。大変参考になりました、ありがとうございます。

それから、実体顕微鏡と書いたのは思い違いで、この作業はルーペ下でやっておりました。修正いたします。

(無題) 削除/引用
No.2955-3 - 2010/08/01 (日) 16:27:14 - TS
わたしも、かよさんのように粘膜側が必要な実験をラットでやっています。
かよさんの方法は、私のやり方と少し違っていて新鮮な印象を受けました。私のやり方は以下の通りです。

1.取り出したラットの腸管を腸間膜に沿ってシート状に開く
2.注射針を使って、シート状の腸管を、黒いゴム版(ホームセンターとかで買える)にはりつける。
3.メスで腸軸と垂直方向に切り口を入れる。このとき、上皮細胞までは切らないように。
4.切り口を先曲りピンセットでつまみ、腸軸方向にはがしていく。
  実体顕微鏡を使う人もいますが、私は使わないことが多いです。

説明するとこんな感じですが、やはり実際に見せてもらうことをおすすめします。

文字情報ではむずかしいのでは 削除/引用
No.2955-2 - 2010/08/01 (日) 13:13:11 - かよ
私はマウスで似たような実験をしますが、私の場合は粘膜側が必要なので筋層を取り除くという作業です。で、粘膜をstripするのは実際どうやるのかというのを文字で書くのは不可能ではないかという気がします。

私のやっているのはこうです。

・切りだした腸管の中にガラス棒などの棒を芯として入れる(直径がぴったりじゃないとうまくいきません)

・実体顕微鏡下で、漿膜側からメスで切り込みを入れる。
ただし粘膜まで切ってしまわない。
筋層のみを切る。
そのためには鋭利なメスでは切れすぎます。使い込んだ鈍なメスがいいです。

・手で筋層をはぐ。

やってる人に直接見せてもらうのが一番早いですよ。
ガラス棒もちょうどいいのがなくて、私はステンレス棒を使ってますが、手芸屋でいろんなサイズを試して、、、と試行錯誤しています。

もしかしたら他の人はまた全然違うやり方なのかもしれませんが、わたしはこんな方法です。これはアメリカの共同研究者に習いました。

腸管wholemount標本 削除/引用
No.2955-1 - 2010/07/29 (木) 21:22:31 - Cajal
ラットの腸管wholemount標本の作成方法についてお伺い致します。
Auerbach神経叢の観察を目的として、ラット腸管のwholemount標本を作成し、神経細胞に対して蛍光免疫染色を行いたいと考えています。参考にしたいくつかの文献によれば、腸管粘膜および粘膜下層をstripもしくはsharpにdissectionすると記載されていることが多いようです。しかしながら、実際のテクニックについての情報が圧倒的に不足しており、難渋しております。もし、経験をお持ちの方がいらっしゃいましたらアドバイスを頂けませんでしょうか。宜しくお願い致します。

9件 ( 1 〜 9 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を