ラジカルを利用した実験を試みています。
手順は以下の通りです。
【手順】
@大腸菌を液体LBで培養し、OD600:0.4〜0.5で回収する。
Aエッペンに1ml回収し、生理食塩水で2回洗う。
BA後、200μlの生理食塩水に濃縮懸濁する。
CB液の4倍量(800μl)ヨウ化ナトリウム(滅菌水で溶かしたもの)を加え、37℃のもと1時間振盪培養(直接被曝)する。
DC後、LBで希釈してLB培地に塗布し、生菌数(コロニー)を比較する。
【結果】
用いたヨウ化ナトリウムは1M、100mM、10mMで、生菌数は高濃度のもので処理(手順C)したものほど減少していました。
以上のことから、手技誤差は考慮しなければ、ヨウ化ナトリウムは大腸菌に対して毒性及び防菌性であると言えます。
もともとヨウ化ナトリウムは同位体があり、今回はそのうち125Iのものを用いたわけですが、『γ線を放出する』と参考書に記載されていて、それを鵜呑みにして試しました。
しかし、ヨウ素のナトリウム塩がどういうメカニズムでγ線を放出するのか調べてもよくわかりません。 |
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