Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

最新のフォーラム | このフォーラム | ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

核内タンパク質の免疫染色 トピック削除
No.2927-TOPIC - 2010/07/23 (金) 14:44:31 - めんめん
いつも勉強させていただいております。
現在ある核内タンパク質の免疫染色を行い、FACSや顕微鏡観察をしております。
ただし、抗体によってはシグナルが弱く悩ましく感じております。
私は通常、細胞を固定後にsaponinやtritonX100を用いて
細胞膜の透過性を上げる操作を行なっています。
これに関して疑問に思ったのですが、この処理で核膜の透過性の増加
も十分になされるのでしょうか。
核内タンパクの染色にはより良い処理があるなどの
tipがありましたら教えていただければ幸いです。
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



3件 ( 1 〜 3 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.2927-3 - 2010/07/25 (日) 07:45:50 - めんめん
名無し様

貴重な情報ありがとうございます。
確かに核タンパク質抽出のときにtritonの入ったbufferで洗っていますね。
まずは有機溶媒を用いた操作を試してみます。
しかし、核膜が丈夫だとすると(適切な表現ではないですが)
核タンパクの染色の染まりやすさというのは細胞種にも依存してくるかもしれませんね。
最終分化した細胞に比べて、分裂の盛んな細胞だと核膜の構造も変わってきそうですし。
ともあれ、ありがとうございます。

(無題) 削除/引用
No.2927-2 - 2010/07/24 (土) 04:26:38 - 名無し
サポニンやTriton X-100の場合、核膜をうまく溶かすのは難しいように思います。実際、Triton-XやNP-40などはきれいな核の分画を得る時によく使いますから。もちろん核膜の一部は傷つくかもしれないので、そこから抗体が入って多少染まるかもしれないですが。
また核蛋白質はDNAや他の蛋白質と大きな複雑な複合体を作っていたりするから、エピトープが隠れているとうまく染まらないかもしれないですね。またPFA固定だと架橋の影響で抗原抗体反応がうまくいかないこともありますね。ただこれらの問題は、抗原賦活化処理により解決できるかもしれないです(過酷な処理ゆえ細胞が剥がれる場合があるので注意)。

もし固定をPFAなどアルデヒド系試薬で行っているならば、PFAなどでなくて代わりに冷却したアセトンとかエタノールなどの有機溶媒で固定する(この場合も一応念のため透過処理はしておいた方がいいみたいです。)と、細胞膜も核膜も破壊されるし蛋白質間架橋などの修飾もほとんどないのでうまくいくかもしれません。

核内タンパク質の免疫染色 削除/引用
No.2927-1 - 2010/07/23 (金) 14:44:31 - めんめん
いつも勉強させていただいております。
現在ある核内タンパク質の免疫染色を行い、FACSや顕微鏡観察をしております。
ただし、抗体によってはシグナルが弱く悩ましく感じております。
私は通常、細胞を固定後にsaponinやtritonX100を用いて
細胞膜の透過性を上げる操作を行なっています。
これに関して疑問に思ったのですが、この処理で核膜の透過性の増加
も十分になされるのでしょうか。
核内タンパクの染色にはより良い処理があるなどの
tipがありましたら教えていただければ幸いです。

3件 ( 1 〜 3 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を