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マススペクトルを用いたタンパク質の含有量の比較 トピック削除
No.2924-TOPIC - 2010/07/22 (木) 21:25:32 - jj
穀粒Aと穀粒Bに発現しているタンパク質Cの含有量を比較したい場合、マススペクトルを用いて比較することはできるのでしょうか?

統計的に有意差があるか確認したい場合、マススペクトルは有効な手段でしょうか?

どなたかご存知の方いましたら教えて下さい!
 
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No.2924-4 - 2010/07/23 (金) 01:22:16 - Kanata

> MALDI-TOFMSのような装置を使用して、検出されるタンパク質のピークの強度を比較するようなことは可能ですか?

それは定量とは言えません。
MAlDI-TOFMSでは、スポット内に含まれるすべての分子がイオン化されます。測定範囲外の分子量のものに関しても、(検出していないだけで)イオン化がされているため、それぞれのピークの強度は同じ量であっても変わることがあります。(イオン化を妨害しあうので、サンプルに含まれるきょう雑物質により同じ量であってもピーク強度が変わることは十分にありうる)ましてレーザーの照射位置によってピークの強度が変わるわけですから、信頼性はありません。この測定法は定量法にかけます。

 そもそもイオン化というガスphaseリアクションはそのままでは定量に使えません。ラフな定量でよい、と主張する方もいらっしゃいますが、有意差を求めるような実験でしたら、それなりの方法を使うべきだと思います。
 もしもMSを使ってということでしたらLC-MS/MSを用いてしっかりピークを分離し、標品を使ったりiTRAQを使ったりして測定することをお勧めします。

(無題) 削除/引用
No.2924-3 - 2010/07/23 (金) 01:07:16 - jj
kanataさん、ご投稿ありがとうございます!

MALDI-TOFMSのような装置を使用して、検出されるタンパク質のピークの強度を比較するようなことは可能ですか?

これはサンプル間でばらつきが出てしまうため、タンパク質の定量を行う上では信憑性が欠けてしまいますか?


(無題) 削除/引用
No.2924-2 - 2010/07/22 (木) 23:52:09 - Kanata
その蛋白質の配列がわかっていて、標品が利用できるのであれば定量することはできますが、そんなに簡単ではなかったような。サンプルからの回収方法も考えなければいけないですしね。(回収率にばらつきがあると定量どころの話ではないので)

きちんとした定量法が作れれば有意差を示せるような結果も(理論的には)出せると思いますが、サンプル間のばらつきがあるケースが多いように感じています。

ただ、なぜMSにこだわっていらっしゃるのかがちょっとわかりません。
抗体が使えるのであればウェスタンなり免疫染色なりで半定量的に示す方法では不十分なのでしょうか。感度はそちらの方が上でしょうし。

マススペクトルを用いたタンパク質の含有量の比較 削除/引用
No.2924-1 - 2010/07/22 (木) 21:25:32 - jj
穀粒Aと穀粒Bに発現しているタンパク質Cの含有量を比較したい場合、マススペクトルを用いて比較することはできるのでしょうか?

統計的に有意差があるか確認したい場合、マススペクトルは有効な手段でしょうか?

どなたかご存知の方いましたら教えて下さい!

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