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TCID50とPFU/mlの相関性について トピック削除
No.2906-TOPIC - 2010/07/17 (土) 21:08:26 - lily
こんにちは。ウイルスを始めて日が浅く、よく判らないので教えてください。
異なるTCID5O /mlタイターのウイルスが手元にあります。moiを同じにすることで細胞へ接種するウイルスの数を同量にしたいと思っています。moiを計算するには、pfu/mlの値を知らないといけないですよね。
ところが、これまでの実験で全てTCID5O /mlでの値を元に計算していた為、pfu/mlの値を持っていません。3日待てば済むことなのですが、既にどなか大まかにおおよそのTCID50とPFU/mlの相関値をご存知では無いかと思って質問します。対象ウイルスはインフルエンザウイルスです。
どうぞ宜しくお願いいたします。
 
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蛇足ですが。 削除/引用
No.2906-5 - 2010/07/20 (火) 07:46:13 - はまじ
私も普段はMOIを(TCID50/ML)/細胞数で計算しております。重要なのは個人、またはラボでどの値を元にMOIを決めることだと思います。
一応TCID50の値からのPFUの換算式は存在します。過去ログにありますので
http://www.kenkyuu.net/cgi-biotech/biotechforum.cgi?mode=view;Code=3222
こちらをご参考ください。あと、概念を理解するのに
http://en.wikipedia.org/wiki/Multiplicity_of_infection
こちらも参考になるかと思います。
ただ、個人的に(つまり素人の意見として)はポアソン分布にそこまで忠実に乗っかるかなぁとも思っています(ポアソン分布によるMOIの説明は非常に明快で好きなのですが)。様々な要素が介入していると思うので。
lilyさんの仰った、
>CPE-plaque 形成能はどうも相関しない
の答えになり得るかは判りませんが、例えばウイルスと細胞は感染時に接触する必要がありますが、ウェルが乾燥してはいけないため当然ウイルス液を細胞の居るウェルに加えます。その際ウイルス細胞間の距離はウイルス-細胞間の平均距離は液量によって影響を受けるはずです。つまり96ウェルプレートで行うTCID50と6ウェルプレートで行うプラークアッセイはこの影響を受けるはずです。また、ウイルス液を加えてそのままにするTCID50を1時間後にウイルス液を除くプラークアッセイでは条件が異なります。
なのでCapさんの仰っている
>pfuタイター自体も異なる条件下では誤差が生じうるため、異なるウイルスのタイターもしくはmoiを揃えるためには同時にプラークアッセイをすべきと思っています。
という点は本当にその通りだと思います。

追加 削除/引用
No.2906-4 - 2010/07/18 (日) 08:06:25 - lily
早速有り難うございます!!

なるほど、お二人の考え。
MOI=ウイルス量/細胞数
で、私は以下の式にこだわっていましたが、

MOI= (PFU/ML)/細胞数

ということは、CaPさんの意見では、これを
moi=(TCID50/ML)/細胞数

で、これはtake_の教えてくださったアデノでも一緒だと。

そうですね。
確かに。

これに関連して、TCID50の指標はCPEが起きているかどうかなのですが、私の観た感じですと、CPE-plaque 形成能はどうも相関しないようなのですが。
つまり、たとえば8 log TCID50 /mlと 6.10^6 pfu/mlの様な感じです。
皆さんの経験ではいかがでしょうか?
すいません、別の質問まで足してしまいまして

TCID50でいいのでは? 削除/引用
No.2906-3 - 2010/07/18 (日) 01:15:07 - CaP
moiを同条件にするためならばTCID50で揃えればいいのではないでしょうか。moiは細胞あたりのウイルス量(あるいは活性)ですから、同条件で比較したタイターがあればいいと思います。moiを計算するのにpfuの値を知らなければいけないということはないと思いますよ。
ちなみにpfuタイター自体も異なる条件下では誤差が生じうるため、異なるウイルスのタイターもしくはmoiを揃えるためには同時にプラークアッセイをすべきと思っています。

(無題) 削除/引用
No.2906-2 - 2010/07/17 (土) 22:23:36 - take_
アデノなら、
http://www.brc.riken.jp/lab/dna/rvd/SOP/Adv/adenovirus3.pdf
載っているけど、同じみたいですよ。

1匹の生物活性のあるウイルスが細胞に入ると、その細胞と2次的に周りの細胞を死滅させる。それで、プラークになったり96ウェルならウェル全体が死滅する。
プラーク法なら、使ったウイルス液量とプラークの数から直感的にpfu/ml が計算できていると理解できる。限界希釈は、(計算上だけど)使ったウイルス液に何匹居たかをretroscopic に求める。


もちろん、TCID50 の場合、境界線がウェルの真ん中列辺りにこないと、ずれると思うけど。

TCID50とPFU/mlの相関性について 削除/引用
No.2906-1 - 2010/07/17 (土) 21:08:26 - lily
こんにちは。ウイルスを始めて日が浅く、よく判らないので教えてください。
異なるTCID5O /mlタイターのウイルスが手元にあります。moiを同じにすることで細胞へ接種するウイルスの数を同量にしたいと思っています。moiを計算するには、pfu/mlの値を知らないといけないですよね。
ところが、これまでの実験で全てTCID5O /mlでの値を元に計算していた為、pfu/mlの値を持っていません。3日待てば済むことなのですが、既にどなか大まかにおおよそのTCID50とPFU/mlの相関値をご存知では無いかと思って質問します。対象ウイルスはインフルエンザウイルスです。
どうぞ宜しくお願いいたします。

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