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OGTTとIPGTT トピック削除
No.29-TOPIC - 2009/02/13 (金) 20:33:11 - まる
マウスでの糖負荷試験について質問させてください.
論文では,腹腔内で行っているもの(IPGTT)と経口で行っているもの(OGTT)が見受けられます.実際臨床では,75gOGTTという経口投与での糖負荷試験が行われています.

OGTTの方が臨床に近いと思うのですが,IPGTTが多く実験に用いられているのは単に簡便性という理由だけでしょうか.
糖の吸収などに違いもあるかと思うのですが,詳しい方がおられたらご教授お願いいたします.
 
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No.29-8 - 2009/02/17 (火) 11:11:47 - 通りすがり
すでにトピック終了のようですが気になったので少しだけ。OGTTとIPGTTの相違点を一言でいうなら、他の方も言及されているように「糖の消化管吸収」ですが、これは単に糖の吸収経路の違いだけを意味するものではなく、糖の消化管吸収過程に伴う消化管ホルモン(インクレチン)の分泌、インスリンやグルカゴンの分泌、さらには肝臓初回通過時の糖取り込みに至るまで影響する重大な生理的相違点です。

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No.29-7 - 2009/02/15 (日) 16:07:17 - まる
ご返信ありがとうございました.

確かに,何を見たいか,ということは大切ですね.
皆様のご意見,とても参考になりました.
ありがとうございます.

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No.29-6 - 2009/02/14 (土) 12:35:11 - genji
Evaluating the glucose tolerance test in mice.
Andrikopoulos S, Blair AR, Deluca N, Fam BC, Proietto J.
Am J Physiol Endocrinol Metab. 2008 Dec;295(6):E1323-32. Epub 2008 Sep 23.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18812462?ordinalpos=1&itool=EntrezSystem2.PEntrez.Pubmed.Pubmed_ResultsPanel.Pubmed_DefaultReportPanel.Pubmed_RVDocSum

既にこれくらい調べていると思いますが参考までに。

i.v./i.p./p.o.私はclinical studyもやるのでp.o.派ですね。

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No.29-5 - 2009/02/14 (土) 04:10:45 - Kazu
臨床では、OGTTやIVGTT(グルコースを注射する)以外にもたくさんの試験があり、すべて意味合いが違います。当然それぞれの結果の乖離(一方で陽性、他方で陰性)もありえます。
実験では、マウスの場合、簡単なIVGTTを用いることが多いのではないでしょうか?もちろん実験系によっては、OGTTのみで結果がでるケースも稀にはあるかもしれませんが。

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No.29-4 - 2009/02/14 (土) 01:03:07 - TS
そういうつまらない理由で選ぶものではないと思います。
トピ主さんがおっしゃるとおり、OGTTの方が生理的というのは、もちろん正しい解釈だと思います。私たちは、腹腔にGlucoseを負荷されることはないのですから。

一番の問題は、何を見たくて何を見たくないかではないでしょうか?

Glucoseの吸収へ影響するような薬剤などの物質の効果を見たい場合には、もちろんOGTTではだめですよね?
ただし、逆にこの場合、OGTTでは効果が見れるけど、IPGTTでは効果が認められないという結果を示せば、その薬剤が糖のクリアランスではなく、糖の吸収に影響していると言うことがいえますよね。

また、Glucoseの吸収にも影響してしまうかもしれないけど、血液からのクリアランスにどのように影響するかを見たいのであれば、IPGTTを選択するべきですよね。

Glucoseの吸収、血液からのクリアランスの両方の影響をこみこみで見たければ、OGTTを選ぶのでしょう。

もちろん、簡便性だとか、そのラボの持っている実績だとか、そういうのも選択する基準の1つにはなることもあるとは思いますけどね。

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No.29-3 - 2009/02/14 (土) 00:04:50 - genji
oralの方が糖負荷が低く、i.p.の方が高いのでは?
ですからoralはhigh dose、i.p.はlow doseに設定されていると思います。

一応、Jacksonのプロトコルです。

http://jaxservices.jax.org/glucosetolerance_protocol.html

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No.29-2 - 2009/02/13 (金) 23:29:53 - りょう
血糖値の変動曲線は大差ないのでは?
想像するにOGTTの方は確かに小腸で糖が吸収されていると考えられるのでは。ipGTTは腹腔に打って、血管に浸透していくわけですし。

OGTTとIPGTT 削除/引用
No.29-1 - 2009/02/13 (金) 20:33:11 - まる
マウスでの糖負荷試験について質問させてください.
論文では,腹腔内で行っているもの(IPGTT)と経口で行っているもの(OGTT)が見受けられます.実際臨床では,75gOGTTという経口投与での糖負荷試験が行われています.

OGTTの方が臨床に近いと思うのですが,IPGTTが多く実験に用いられているのは単に簡便性という理由だけでしょうか.
糖の吸収などに違いもあるかと思うのですが,詳しい方がおられたらご教授お願いいたします.

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