APさん、名無しさん、ありがとうございます。
やはり、私が思い出したかったのはGA−Trisのペアだと思います。ただ、ここに投稿する前にYahooで検索したところ、GAとTrisバッファーを組み合わせているプロトコルを発見してしまい、混乱してここに投稿いたしました。
>>TrisがDEPCを壊してしまうからかと思います。(あるいは逆だったかも)
>DEPCの作用は、一級アミン R-NH2をアシル化することです。タンパク質は持つアミノ基がアシル化されて不活性化されるし、核酸のもつアミノ基も同様なのでDEPC処理のあとは加熱して加水分解しておく必要があります。
Trisはまさにアミノ基が緩衝作用を担うので、DEPC処理してはいかんのです。
これも最初に習った当初はDEPCがTrisを壊すと覚えていたのですが、TrisがDEPCを壊すという人も周りにいたりして、自分の中で解決していないままでした。やはり、原理をいちどきっちり確認するということは重要ですね。
>これもTrisではないでしょうか。アルデヒドは一級アミンをイミンに変えて、それを介して結合します。Trisは緩衝能がなくなるし、アルデヒドは消費されてしまうでしょう。
やはり、私が求めていたのはTrisだと思います。ただ、固定液はPFA(パラホルムアルデヒド)やホルマリン(ホルムアルデヒド)が主成分で、固定をさらに強くしたいときにGAを少々足すという感じかと思います。そうだとすると、GA-Tris以前にPFA−Trisを禁忌として覚えておくほうがずっと合理的な感じがします。ひょっとしたら、GA単体だけを用いる(PFAと組み合わせない)実験というものが実はよくあるのか、はたまた、なぜかPFAはTrisと組み合わせられるのか(やっている人を見たことはないですが)・・・。
ともかくも、疑問を解決していただいてありがとうございました。 |
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