生体試料についてはキットやそのもとになる論文に書いてあると思うので参照されるのが良いと思います。測定対象とする物質もさまざまで、それぞれ性質はことなると思うのでこうした方がいいと一概には言えません。ただ不安定なものが多いと思うので、出来るだけ早く測定するにこした事はないと思います。
同じものを測定するキットでも方法が違うと試料の保存上の注意点や前処理とかも違う事があるし、実験目的や試料の性質や実験の都合からみて何を測るのがいいかまず決めて、次に使用するキットの説明書をたよりに個別に見るしかないです。書いてない事は、学術などに直接問い合わせてみるとよいです。
組織切片で酸化ストレスを評価する場合、多くは酸化ストレスによる核酸や蛋白質の修飾体(酸化ストレスが起きた痕跡)をそれらに対する特異抗体で検出する方法がよく行われています。検出する対象に応じて抗体やキットはいろいろあります(たとえば8-OHdGとかHNE付加体などよく見ます)。通常の免疫組織染色と同様に固定など標本作成の条件は抗体や対象となる修飾体により異なりますから、何をみるかで違ってくるので一概にこうした方がいいということはいえないです。販売元のサイトから説明書を参照するなどしてみるとよいでしょう。標本作成について必要な情報は書いてあると思います。 |
|