>うーんさんご回答ありがとうございます。
免疫は素人なので、まちがえっているかもしれませんが、ポジィティブセレクションの際、CD4SPとCD8SPへの分かれMHC-2と結合したらCD4SP,MHC-1とならCD8SPになると聞いたのですが、そうすると、MHC-2拘束性のTCRをほとんどの胸腺細胞で発現している、今回のマウスでは、ポジチブセレクション後はほとんどCD4SPに分かれて、CD8SPはほとんどでてこないことになるのでしょうか?
そういうことでいいと思いますよ。
ただ先ほどにも書いたように内因性のTCRは持っているため、DO.11.10を発現するT細胞の一部には少ないながらも内因性のclass-1拘束性TCRが発現しているでしょうから(この細胞ではTCRがdualということになります。)、Fig.1 aにあるようにCD8+T細胞も2%程度できるということでしょう。
ただ大部分はDO.10.11を持っているので、多くがCD4+Tになってるんですね。
興味ある点はGITという遺伝子をKOするとCD4+Tへの分化が抑制されるという点ですよね。
こういう実験する時には、DO.11.1oのようなTCR transgenicの方が解析しやすいんですよ。 |
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