Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

最新のフォーラム | このフォーラム | ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

血清中の抗体価をELISA トピック削除
No.2857-TOPIC - 2010/07/09 (金) 13:57:07 - mtk
いつも参考にさせていただいております。

現在,ある微生物を感染させた時のマウス血中における
特異的抗体価を測定しようとELISAの系を立ち上げておりますが,
どうもうまくいきません。
そこでよろしければアドバイスを頂きたく思い投稿させていただきました。

(方法)
 抗原をプレートへcoating (overnight 4℃)
↓ ブロッキング (blocker = TBS+1% skim milk)
↓ 室温,1時間
↓ 血清の添加(< 1/100 diluted with PBS or blocker)
↓ 室温,2時間
↓ 抗マウスIgG-HRP添加
↓ 室温,1時間
↓ 発色(TMB)
全てのステップ後にPBS+0.05% Tween20による洗浄を行っています。

うまくいかないのは,ネガティブコントロールの血清(未感染マウス由来)を用いても,
発色してしまいバックが高くなってしまうことです。
血清を1000倍希釈で約1.5,25000倍希釈しても30分の発色時間で,
0.1ぐらいのODが出ます。
同時に行なった感染個体血清でもほぼ同じODです。

抗原を貼りつけていないWellでも殆ど同じODであったこと,
血清を添加しないWellでは全く(OD<0.01)発色しなかったこと,
よりブロッキングが不十分で,非特異的に吸着した血清成分(抗体?)に
抗マウスIgGが反応してしまったのだと考えております。

皆様は血清サンプルのELISAを行う際に,どのようなBlocking剤を用いていらっしゃいますか?
BSA, ゼラチン,化学合成ブロッカー等いろいろあると思いますが,
良好に動いている系がございましたら,教えていただきたく思います。
また,Blocker以外に改良すべき点がございましたら,教えていただきたく思います。

よろしくお願い致します。
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



6件 ( 1 〜 6 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.2857-6 - 2010/07/12 (月) 18:26:48 - mAb
>  BSAの濃度は1%とかでよろしいでしょうか?
1〜3%程度でいいと思います。

>  抗マウスIgG-HRPは,東洋紡のCan Get Signalのsoluion 2で行っております
Can Get Signalは万能ではありません。現行の系ではバックが出てしまっている可能性が高いと思います。従って、ブロッキング剤で標識抗体を希釈して見て下さい。性能のいい抗体の場合は高感度化および試薬の減量に効果があります。

>  ブロッキングは100ulで行ない,その他の反応は50ulで行なっております。
ブロッキング液量はおまじない程度にもう少し増やしてもいいかもしれません。
 

(無題) 削除/引用
No.2857-5 - 2010/07/09 (金) 23:42:40 - mtk
みなさま。
アドバイスありがとうございます。

mAbさま
 BSAでのブロッキングと,別の2次抗体を試してみようと思います。
 Fabはなかったのですが,抗マウスIgGは別のモノがラボにあったと思います。
 BSAの濃度は1%とかでよろしいでしょうか?

こうじさま
 4℃での反応についても検討してみようと思います。
 発色直前の洗浄は,7回洗浄後最後の洗浄液を浸して1分ぐらい
 放置してから捨てております。

qqさま
 抗マウスIgG-HRPは,東洋紡のCan Get Signalのsoluion 2で行っておりますが,
 スキムミルク in TBS-Tweenでもトライしてみようと思います。
 ブロッキングは100ulで行ない,その他の反応は50ulで行なっております。
 

(無題) 削除/引用
No.2857-4 - 2010/07/09 (金) 22:54:01 - qq
>↓ 血清の添加(< 1/100 diluted with PBS or blocker)
>↓ 抗マウスIgG-HRP添加
>↓ 室温,1時間

血清の添加はもちろん、抗マウスIgG-HRP添加をblocker中で反応させていますか?

抗体をうさぎで作るときに、ELISAで確認していますが、2.5%程度のスキムミルクin TBS-Tweenで何の不都合もありません。PBS-Tweenでも同じです。
blockingの時にウェルに200ul程度(あふれる手前)入れていますが、50ul程度しか入れないプロトコールもあるように思います。ウェルの側面のブロッキング不足の可能性はないでしょうか?

blocker以外なら 削除/引用
No.2857-3 - 2010/07/09 (金) 22:15:28 - こうじ
ぱっと思いつくものでは
血清サンプルの反応を4度でやるとか
洗浄を多めにやるとか(特に発色直前)
でしょうか

(無題) 削除/引用
No.2857-2 - 2010/07/09 (金) 17:40:19 - mAb
ブロッキングをBSAにするといいかもしれません。オーバーブロッキングの可能性もありますが、バックは下がると思います。
また、2次抗体を変えるのも手です。対象がIgGでいいならば、Anti-IgG Fcを使う方がいいです。

血清中の抗体価をELISA 削除/引用
No.2857-1 - 2010/07/09 (金) 13:57:07 - mtk
いつも参考にさせていただいております。

現在,ある微生物を感染させた時のマウス血中における
特異的抗体価を測定しようとELISAの系を立ち上げておりますが,
どうもうまくいきません。
そこでよろしければアドバイスを頂きたく思い投稿させていただきました。

(方法)
 抗原をプレートへcoating (overnight 4℃)
↓ ブロッキング (blocker = TBS+1% skim milk)
↓ 室温,1時間
↓ 血清の添加(< 1/100 diluted with PBS or blocker)
↓ 室温,2時間
↓ 抗マウスIgG-HRP添加
↓ 室温,1時間
↓ 発色(TMB)
全てのステップ後にPBS+0.05% Tween20による洗浄を行っています。

うまくいかないのは,ネガティブコントロールの血清(未感染マウス由来)を用いても,
発色してしまいバックが高くなってしまうことです。
血清を1000倍希釈で約1.5,25000倍希釈しても30分の発色時間で,
0.1ぐらいのODが出ます。
同時に行なった感染個体血清でもほぼ同じODです。

抗原を貼りつけていないWellでも殆ど同じODであったこと,
血清を添加しないWellでは全く(OD<0.01)発色しなかったこと,
よりブロッキングが不十分で,非特異的に吸着した血清成分(抗体?)に
抗マウスIgGが反応してしまったのだと考えております。

皆様は血清サンプルのELISAを行う際に,どのようなBlocking剤を用いていらっしゃいますか?
BSA, ゼラチン,化学合成ブロッカー等いろいろあると思いますが,
良好に動いている系がございましたら,教えていただきたく思います。
また,Blocker以外に改良すべき点がございましたら,教えていただきたく思います。

よろしくお願い致します。

6件 ( 1 〜 6 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を