いつもお世話になっております。
現在、とある固形癌のセルライン(接着系)を数種類用いて抗癌剤Aの感受性試験(IC50の算出)をMTS assayにより行っております。
(用いた細胞は、上皮様細胞と間葉系様細胞がそれぞれ数種類です)
方法も極めて一般的で、使用するセルラインを96wellに、それぞれ3000個/wellになるように撒き、24時間後に各濃度の抗癌剤Aを添加し、そこからさらに72時間後にMTS assayを行うというものです。
数回やってみましたが、文献値となかなか一致しません。
多少のずれはあると思いますが、耐性であるはずの細胞(間葉系様細胞)と、感受性であるはずの細胞(上皮様細胞)との間に違いが見られず、文献値より低いIC50が算出されてしまいます。
また、上皮様細胞と間葉系様細胞の増殖速度の違いも関与しているのかと思い、血清フリーの培地での検討も考えていますが、いかがでしょうか。
上記の件について、ご意見を頂けましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。 |
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