酵母(S. cerevisiae)での組換えタンパク質発現系に関して質問です。
抗生物質G418を用いて組換え酵母をスクリーニングし、リコンビナントを得ました(遺伝子がゲノムDNAに組み込まれるタイプではなく、プラスミドによるマルチコピーです)。このクローンに組み込んだある分泌タンパク質の発現をELISAで確認したところ、発現が確認されました。この発現が確認されたクローンを新しい培地(G418含む)に塗りなおして2日ほど培養した後、4℃で保存しました。それから1週間ほどたってから、この新しい培地に塗りなおしたクローンの分泌タンパク質発現をELISAで再確認したところ、全く発現が見られなくなっていました。
そのクローンはG418を含む培地で現に増殖しているので、プラスミドが抜けたのではないと思うのですが、だとすると発現しなくなる理由がわかりません。
G418に限らず、組換え酵母の薬剤耐性スクリーニングで似たような経験をされた方はいますか?その時の対処法ももしわかれば、ぜひ教えていただきたいと思います。 |
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