いつもお世話になっています。
今、動物に抗原を打って抗体作成を試みています。
抗原は組換えタンパク質で、Niカラムを使って精製したものです。
Niカラムからの溶出には500 mMのイミダゾールを使っています。
抗原調製にはイミダゾールを除く必要があると聞いたので、透析を行ってPBSに置換を試みました。
しかし、この組換えタンパク質はとても不安定で、透析するとほとんどが沈殿します。
タンパク量は十分量あったので、沈殿を集めてウサギに免疫しましたが、結局抗体は出来ませんでした。
しかも、この沈殿はアジュバンドと混ざりにくく、いくら混合しても硬くなりません。
そこで、透析をしないでNiカラム溶出液をそのまま抗原に使えないかと考えております。
溶出液中の組換えタンパク質は可溶化しており、アジュバンドとの混合もうまくいきます。
そこで問題なのは溶出液中のイミダゾールです。
高濃度のイミダゾールを含んだまま免疫しても、抗体はちゃんとできるでしょうか。
ご助言頂ければ幸いです。 |
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