培養細胞の場合は、細胞分画が目的ならばホモジナイズはダンス型ホモジナイザー(ペッスルがザラザラしたガラスのやつ。モーターでなくて手で回してするつぶす。)を使うと思います。PBS中などでスクレイパーでやさしく細胞を剥がしてそのPBSに懸濁して500xg,5分程度軽く遠心して細胞を集めます。その細胞ペレットを比較的少なめの適当なlysis bufferに再懸濁しホモジナイザーの方へうつします。buffer量が多すぎると破砕効果が大変悪いので注意。目分量でおよそ10%~20%ホモジネートがいいかも。ゆっくり手で数回回してつぶします。やりすぎないように注意。核やオルガネラも壊れてその破片が混入してミクロソーム画分の純度が悪くなります。いい感じでこわれてることを一応を顕微鏡でチェックした方がいいかもしれない。この方法では細胞数が少ないと途中でロスが非常に大きいので、使う細胞数が少ないときはディスポのホモジナイズ用の棒などで1.5ml-tube中などでやる方がいいと思う。
bufferは等張でも低張でもいいとおもう。低張bufferに少しさらしてからホモジナイズするほうがより壊れやすいかもしれない。あとの操作は基本的には組織の場合と同じと思う。 |
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