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免疫染色 トピック削除
No.2751-TOPIC - 2010/06/21 (月) 14:47:22 - cell
いつも参考にさせて頂いております。今回免疫染色をする際に疑問があったので質問させてもらいます。

蛍光抗体反応で通常のように一次抗体→二次抗体の順に免染し、その後蛍光顕微鏡下で観察する。といった流れで細胞への特異抗体の発現を調べる際に、蛍光で染まった細胞は元(固定前)は生細胞だったものに由来するのでしょうか。

今回の疑問としては死細胞(アポトシス or ネクロシス)でも死ぬ直前までは特異抗体にポジティブだったものならば、タンパク質として抗体で染色される可能性があるのかということです。また、死細胞となってもタンパク質の崩壊が遅い部位ならば免染でもしばらくその抗原部位は特異抗体を認識するように保持され得るのかということです。

通常の免染は何なく行えるのですが、死細胞という条件を加味した際の理解が十分に出来ていません。死細胞がどのくらいまで染まり得るのか(死細胞による自家蛍光ではなく!!)知識の方ご教授いただけると幸いです。
 
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(無題) 削除/引用
No.2751-3 - 2010/06/21 (月) 21:30:36 - 名無し
特殊な例を除けば、通常は細胞を固定してから免疫反応に進むとおもいますので、抗体反応の時点では細胞としての生命活動は行っていないつまり死んだ状態であるという事になります。ただ個々の酵素や蛋白質など個別に見ればそれらは活性を維持しているものもたくさんあるとおもいます。固定処理は蛋白質を架橋したり不溶化することにより死後の退行性変化をストップさせているようなものですから、たとえ死んでいても蛋白質は形としては生きているときのそれになるべく近い状態に保たれていると考えられます。ゆえに死んだ細胞でも生きているときの様子を一応維持していると仮定して免染を行っていると思います。
細胞が死んでも蛋白質の分解が非特異的に一気に起こるわけではありません。もちろん非常に分解されやすい蛋白質は中にはありますが、全体としてみると分解は長い時間をかけてだらだらと緩慢に進むとおもいます。動物では組織によりかなり開きがあるでしょう。たとえば膵臓などでは蛋白質分解を伴う死後変化は起こりやすいかもしれません。

(無題) 削除/引用
No.2751-2 - 2010/06/21 (月) 16:55:09 - ~
貴方の状況がよく分かりませんが、
FACSでは目的の抗原での免疫染色の他に、PIなどで死細胞も染色して分けています。
そのため、死細胞に含まれるタンパク質が免疫染色で検出されることは普通にあることだと思います。
細胞が死んだらいきなり全てのタンパク質がなくなると考える方が不自然では?

ただ、組織切片などであれば、細胞の形態で死細胞を判別できませんか?

免疫染色 削除/引用
No.2751-1 - 2010/06/21 (月) 14:47:22 - cell
いつも参考にさせて頂いております。今回免疫染色をする際に疑問があったので質問させてもらいます。

蛍光抗体反応で通常のように一次抗体→二次抗体の順に免染し、その後蛍光顕微鏡下で観察する。といった流れで細胞への特異抗体の発現を調べる際に、蛍光で染まった細胞は元(固定前)は生細胞だったものに由来するのでしょうか。

今回の疑問としては死細胞(アポトシス or ネクロシス)でも死ぬ直前までは特異抗体にポジティブだったものならば、タンパク質として抗体で染色される可能性があるのかということです。また、死細胞となってもタンパク質の崩壊が遅い部位ならば免染でもしばらくその抗原部位は特異抗体を認識するように保持され得るのかということです。

通常の免染は何なく行えるのですが、死細胞という条件を加味した際の理解が十分に出来ていません。死細胞がどのくらいまで染まり得るのか(死細胞による自家蛍光ではなく!!)知識の方ご教授いただけると幸いです。

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