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フローサイトメトリーのネガコンについて トピック削除
No.2742-TOPIC - 2010/06/18 (金) 08:41:55 - UC
こんにちは。当方のラボには、8種類までの蛍光抗体を使えるBD FACSマシンがあり、サンプルとしてはPBMCや培養細胞、全血がメインです。以前から気になっていたのですが、ネガコンとして、染色しない細胞だけのサンプルを使用しています。確かに、解析するマーカーが多いと、その分のネガコンサンプルを用意するのは現実的でない気もします(1サンプルに対して、チューブ3本分〜20種類以上のマーカーで染めることもあるので)。

お聞きしたいのは、論文などで見かけるisotype-matched controlでなく非染色の細胞というのはネガコンとして受け入れられるのか、ということです。ボスは、細胞だけのネガコンで良いという主張で、そのせいか、アイソタイプも適ったIgG抗体はほとんど揃っていません。確かに、手元にある数少ないisotype-matched controlを使った場合と、非染色細胞の場合とのヒストグラムを見ると絵的には殆ど同じです。なので、こういうネガコンもありかなとは思うのですが…。
 
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No.2742-5 - 2010/06/20 (日) 21:16:55 - mouse
標記の論文は見たことはあるのですが、熟読せず、Fluorescence minus oneという方法があるのを初めて知りました。ありがとうございます。
ただ、やはりFcRに対する非特異的な結合をrule outするには同じsubtypeのIgG抗体の方がbetterですよね。ラボの予算が許すのであれば、control抗体を揃えるのがよいと思いますが。。。

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No.2742-4 - 2010/06/19 (土) 13:14:34 - UC
@mouseさん
ご返答ありがとうございます。確かにIgG抗体を使うのがベストですよね。私がボスの立場だったらそうすると思います。良心は常に持ってやっています。Unstained controlで論文を提出して、もしレビューワーにそこを突っ込まれたら、追試というのもありかなと思います。現時点で興味深いデータがあり、それで纏めているのですが(4回の独立実験済み)、追試でサンプルサイズが増えるのも良いかなと。

@asdさん
お返事ありがとうございます。もちろん、'unstained control'です。それをしたら、データの捏造ですので。8種類以上の多重染色が可能になってきて、それに応じてIgGのサブクラス(IgG1とかIgG2aとか)も合わせつつネガコンをすべて揃えるのも大変だなぁと感じていたのですが、下記の論文にあるように、IgG抗体を使わずに'unstained control'で通したい場合、FMO(fluorescence-minus-one)というのはベターな現実解のひとつとしてありかなと思いました。
http://www.nature.com/nri/journal/v4/n8/abs/nri1416.html

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No.2742-3 - 2010/06/19 (土) 09:32:54 - asd
無染色をネガコンにして、論文に記載するときは
コントロール抗体で染色とは書いてないんですよね?

それでアクセプトされるなら良いと思います。

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No.2742-2 - 2010/06/18 (金) 23:34:19 - mouse
同じsubtypeのIgG抗体を同濃度で染めて比較するのが原則ですが、
FcRの少ない末梢血リンパ球であれば、UCさんのおっしゃるように
無染色とほぼ似たヒストグラムになると思います。それでも
IgG抗体でネガコンを取るべきだと思います。
陽性細胞が少ない場合の判定や、陽性と陰性の境界のひき方等も含めて
なるべく良心をもってやってほしいです。

フローサイトメトリーのネガコンについて 削除/引用
No.2742-1 - 2010/06/18 (金) 08:41:55 - UC
こんにちは。当方のラボには、8種類までの蛍光抗体を使えるBD FACSマシンがあり、サンプルとしてはPBMCや培養細胞、全血がメインです。以前から気になっていたのですが、ネガコンとして、染色しない細胞だけのサンプルを使用しています。確かに、解析するマーカーが多いと、その分のネガコンサンプルを用意するのは現実的でない気もします(1サンプルに対して、チューブ3本分〜20種類以上のマーカーで染めることもあるので)。

お聞きしたいのは、論文などで見かけるisotype-matched controlでなく非染色の細胞というのはネガコンとして受け入れられるのか、ということです。ボスは、細胞だけのネガコンで良いという主張で、そのせいか、アイソタイプも適ったIgG抗体はほとんど揃っていません。確かに、手元にある数少ないisotype-matched controlを使った場合と、非染色細胞の場合とのヒストグラムを見ると絵的には殆ど同じです。なので、こういうネガコンもありかなとは思うのですが…。

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