日本のラボにいた時は、小額の科研費が良く当たっていました。自分が主研究者のは奨励だったせいか9年間落ちたことが無く、ラボ全体のアドバイスをした年は関連のあった科研費がすべて当たりましたが、ボスがものすごくびっくりしていたので、額も小さいので恣意的審査は無かったと思います。その翌年、臨床のラボだったので、定員削減と独立法人化に伴うPhDパージで辞めざるを得なくなり、その時のボスの紹介でアメリカにきました。
こちらのグラントは一番簡単なものでも気が遠くなるほどのボリュームがあります。今のうちのボスはでかいグラントが好きなので、書くのに研究時間の20-30%費やしています。ボスはネイティブなので英語のハンデ無しにもかかわらずです。もちろん業績も必要ですが、量が日本と違いすぎて恥ずかしながら、手伝い以外では書いたことありません。他の国のことは分からないのですが、世界的にはどちらが平均に近いのでしょうか?日本の行政はアメリカの模倣をすることがしばしばありますが、なぜ研究費申請に関してはこんなに違うのでしょうか? |
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