出典が2chなので、このプロトコルをそのままやるには上司への説明が困りますが、
尻尾からのゲノミックPCRは下記の操作くらいは手間をかけてやられているものです。
尻尾を放り込んで行なうのは、安定しないと思います。
50 :現在ノックインマウス作成中:04/03/12 23:48
丁寧タイピング
1)しっぽを lysis buffer(TrisHcl 10mM,Nacl 150mM,EDTA 10mM)+ProK処理 65℃ overnightで
なるべく振とうする
2)遠心して不純物を落としたあと、上澄みをフェノクロ(以下室温で操作する)
3)0.7等量の2-propanolを加えて、イソ沈そのあと70%EtOHでリンス
4)5minほどドライアップして、TEなどに溶かす。65℃1hrとかO/Nとかvortexとかしてよく溶かす。
5)定量してtemplateに0.1ugほど使う。
*溶かしが甘いとバンドが出にくい。操作は室温の方がいいみたい。
定量はめんどいんで、1サンプルだけやればいいでしょう。
タイピングPCRではtemplate量はそんなにそろえなくても大丈夫。
*これでもバンドが出にくいなら、プライマーを変えた方が良い。
51 :その2:04/03/12 23:52
速攻ジェノタイピング
1)しっぽに0.1% SDS,0.1N NaOH を100ulとH2Oを50ulぐらい入れる。
2)98℃、15min
3)TEを300ulぐらいいいれる。
4)1ulをtemplateに使ってPCR
*遺伝子やプライマーによってかかりにくい。
*速さ重視ならTakara Z-Taq、
丁寧タイピングでも速攻タイピングでも
お勧めはeppendorf HotMaster Taq や
Takara-Extaq HS(Hot Start)など。
特にHot Start系の酵素の方がgenomic PCRはかかりやすい。
こちらならば、論文の出典が書かれているので、上司に見せやすいでしょう。
材料がサカナですけど、少なくとも哺乳類培養細胞から、この方法でゲノミックPCR用のDNAは取れました。
http://cse.fra.affrc.go.jp/ksaitoh/extractDNA.html |
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