横レスですが、経験から
寒天培地のプレートはある程度、作りおきができますが、トップアガー/アガロースはその都度準備しなくてはならず、ファージライブラリースクリーニングを継続的に行うときなどは面倒です。それで、耐熱ビンに作りおきして、使用時に電子レンジやオートクレーブで溶かして使い、残りを取っておくという方法をとるときがあります。
ところがこのサイクルが多くなると、褐色化、変質が進み(おそらくメイラード反応によって)、大腸菌の増殖が悪くなり、しっかりしたlawnにならず、プラークもはっきりしなくなってしまいます。とくに(ファージ必要な添加物として)MgSO4を加えた状態だと、二、三回、加熱サイクルを繰り返しただけでたちまち変質が進んでしまいます。なので、これをやるときは、MgSO4はぷレーティング細胞を分注したチューブにトップアガーを加えるときに別添するようにしています。 |
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