DEPCが蛋白質に作用するまでの時間だと思いますが。DEPC分子と蛋白の会合率が高ければそれだけ反応が早いので、温めた方が反応性が良くなることは想像に難くありません。ただし、DEPCは徐々に分解を受けるので、あまり高い温度では逆に反応性が低くなるのでしょう。オートクレーブで不活化するのは、熱分解を起こさせて、炭酸とエステル、水にしているためです。香りがするのは、炭酸エステルができているためで、仕様です。
DEPCは、(RNaseが失活するように)下流の酵素反応を阻害しますので、器具のRNase Free処理、電気泳動用のバッファとか洗浄用のRNase Free-waterを作るとかでない限り、フィルターなどを使ったNuclease Free Waterを作るか市販品を買うことを私はお勧めしています。 |
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