そのままでは水になじまないのでうまいこと溶けません。またfreeの脂肪酸は界面活性剤みたく細胞に毒性を呈する可能性もあります。なのでfatty acid free BSAと混ぜて可溶化していました。酸化防止のため窒素置換して、ゴム付き蓋のスクリューキャップチューブに入れて密封して数時間(室温で4〜5時間くらいかもっと)ローテーターで混和しました。加温するひともいます。混ぜた当初はかなり白濁っぽい感じですが、時間が経ってBSAにくっついてくるとだんだん透明っぽい感じになってきます。パルミチン酸ナトリウムは有機溶媒にいったん溶かして濃いのをつくってからそれを少量とってBSA溶液と混ぜてました。
BSAにくっ付いた状態で培地に入れることできれいに溶けますし、毒性もないです。ただBSAと脂肪酸のモル比も重要(BSAこれだけに対し、脂肪酸このくらいの量まで結合出来るみたいなやつ)で、闇雲に濃いストックは作れないです。 |
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