目的によって短所も長所も異なるので、一概には言えません。
バクテリオファージもラムダファージ系や、M13ファージ系、Tファージ系などが、キット化されて販売されています。
強いていえば、ファージ系の弱点は、ファージタンパクをコードする領域が必要もしくはhelper phageが必要で、ベクター(インサート)サイズに制限がある、DNAの調製がやや面倒な点です。長所はファージの形にしてしまえば感染効率が抜群に良いことです。そのため(?)、plasmidにphageの良さを取り入れたCosmidやphagemidが開発されました。
しかし、現在はplasmidの大腸菌への導入効率が良くなったため、特別な目的(発現クローニングなど)以外にはファージ系ベクターは使われなくなっています。 |
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