95Cにして添加しても、plateに入った時点で温度はどんどん下がる訳だから、SDS-sampleと混ぜたサンプル を95Cで一定時間加温するのとは意味が違いますね。SDS(他の変性剤でもそうだとおもうけど)による蛋白質の完全変性は瞬時におこるのではなくて、それなりの時間をかけて進行します。特に常温では。ゆえに一定時間加熱するのは加熱により完全変性に要する時間を大幅に短縮させるという意味合いもあります。既存のプロトコールがあればそれに従えばOKというのでなくて、原理的なことをよく勉強して、その妥当性を自分で一度考えてみることはとても大事と思います。蛋白質の実験のように目的や対象次第で柔軟に対応しないといけない場合は特に。 |
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