(コメントNo.5の修正です。本文は同じです)
> 新規に導入した抗体がワークしているかに関して
新規というのが自分たちで作成したという意味ではなく、初めて試薬会社から購入したという意味で用いているならば、まあそんなものかもしれません。
FACSは今はともかくついこの前までは免疫分野でリンパ球を染めてるのがほとんどで、えてしてWesternもやったことのないひとがメーカーのデータを鵜呑みにしてぽんぽん測っていました。昔はCD3, CD4, CD8とか当時でさえもう枯れた抗体で染めてれば十分だったのでまあ深く考える必要がありませんでした。
しかし、昨今のマイナーな抗原、弱い発現分子、1%未満の微少集団、たちの悪いノンスペする変な細胞、などをターゲットするのが盛んになってはそのような体質のままでいいのかは疑問です。アイソタイプコントロールという概念もただの目安でしかありませんし・・・。抗体染色の正当性については、自分で抗体作りをしてみると、常に考えなくてはならないことに気づきます。余談になりますが、私がこのフォーラムに初めて書き込みをしたのは、とある有名メーカーのFACS抗体がニセ染色であり、その抗体を商品から抹消させるのに苦労したという話しでした。
明確なルールはないかもしれませんが、自分が納得できないときは、できるだけ検証しようとした方がいいと思います。 |
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