Bio Technical フォーラム

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試薬(特に抗体)って高くないですか? トピック削除
No.257-TOPIC - 2009/03/31 (火) 21:34:07 - KY者
私はまだ学生でラボのお金のやりくり等には細かいことは知らないのですが、抗体ってちょっと尋常じゃない価格だと思うんですがどうなんでしょうか。モノクロの場合、最初に大量に精製してそれを分注して0.1〜0.5mgが数万円ってどういう価格設定なんでしょう。抗体樹立者とメーカー間でどういった契約になるんでしょうか。

バイオテクとは関係ないですが、気になり質問しました。
 
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植民地というより 削除/引用
No.257-6 - 2009/05/17 (日) 22:03:54 - trek
基本、バイオは国産産業で成り立っていないので、海外メーカーに殆ど依存しています。皆さんの使用する希少試薬系はほぼ海外メーカーとなります。
海外メーカーは日本国内に支社がない場合は商社に代行してもらいます。日本に進出すればするで法人をつくるわけで、結局コストが掛かります。いずれにせよ日本国内に輸入する手間を代行する仕事とその維持費、更にスタッフの手間賃(生活費)が生じています。
ついでに世界的にも少ない納品業者というシステムがあるので、そのコストも上乗せされています。
昔は優秀な納品業者が研究者にいろいろな研究のトレンドを伝えていたようですし、バイオバブルもあったので、それほど価格に不満をもつ研究者はいなかったようです。
最近は競争社会で、研究者も業界も弱肉強食です。特に今では当たり前のように割引価格で提供しているの業者もいます。その代わりその業者は間違いなく低賃金です。研究者は国の税金で研究しているのですから、研究費の一部は納品業者の生活にも振り向けられていると考えれば、もしくはバイオ業界で生活をしている方々の生活費と考えれば高額だとしても納得して購入できるのではないでしょうか。
基本的に日本はサービス国家として成り立ってきて、総中流を目指した事から中間業者も保護されています。欲しいときに業者に頼めば納品してくれるシステムの利点を享受しているのであれば、価格への不満は抱いてはいけないと私は考えます。

(無題) 削除/引用
No.257-5 - 2009/04/04 (土) 12:45:55 - 名無し
注意して探すと2~3万円のやつとかも結構あると思いますが。最近はトライアル的に使う少量の1万円くらいのものも目にするし。価格については一頃よりもむしろ良心的になってるような気がしているのですが。質も昔ほどハズレ抗体は少ない気がするし、データも添付されたりして品質管理の面でも良くなってるきがする。問題はマイナーな蛋白質の抗体だと輸入で納期が1月近くかかり、その間に新しいデータが出て研究の方向が変わってきたりとかいったことかと。

(無題) 削除/引用
No.257-4 - 2009/04/01 (水) 00:07:26 - CJ
まあ、抗体に限らずどの試薬も日本ではアメリカの4割増し位の値段ですね。
まあ植民地、って煽らなくても中間業者が入るのですから当たり前の話で、それがいやなら日本の業者から買えばよいのでしょう。
ただ、日本の業者の製品も普通に高いですよね。

さて、抗体の値段の件ですが、営利業者の値段はぼったくりなのは事実でしょう。金を節約するためには抗体を他の論文の著者から譲渡してもらう、とか、非営利機関を利用する、とかの例が考えられます。
後者の例では、神経科学関連の抗体で(前にも書いたことがありますが)
www.neuromab.org
というところがモノクロ抗体を1本$35で売ってくれます。参考までに。

(無題) 削除/引用
No.257-3 - 2009/03/31 (火) 22:48:12 - あまり詳しくないですが
はっきりいって植民地価格です。
関税、輸送費、などなどさまざまな経費は余分に日本の場合にかかるのはわかりますが、それにしても高すぎると私も思います。経費に加えて日本の支社の利益、中間業者の利益などさまざまなものが上乗せされています。

日本はアメリカなどと比較するとあらゆる面で不利です。私が米国にいた時はサンタクルズはいつも発注してから室温発送で翌日到着でした。
 サンタは動かないものもかなりあるので、高い価格を払った上で長時間待たされて、踏んだり蹴ったりだと思います。

 ですので、結論から言うと、輸送、管理費と言う名目で複数の業者のマージンが上乗せされた結果のぼったくり価格になっているというのが実情です。

便乗質問です。 削除/引用
No.257-2 - 2009/03/31 (火) 21:59:03 - TS
ご存じの方が、いましたら教えてください。

1年ほど前までアメリカに留学していました。
なぜ日本は試薬類がアメリカに比べると異常に高いのでしょうか?

特にWestern blottingをよくやるので、トピ主さんと同じように、抗体の値段が高いのが気になります。米国内の値段の2倍くらいしますよね?

最初は、抗体メーカーは海外のところが多いので、関税か?と思っていましたが、国内メーカーも(その値段に便乗してか)輸入物と同等の金額です。

たとえば、Santa Cruzの抗体は、アメリカでは1つ250ドルくらいだったと記憶していますが、日本では50000円弱です。
Invitrogenも、300ドル程度だったのが、日本では時には80000円くらいします。

この金額の差は、尋常じゃないと思うのは私だけではないと思います。
それに、一般的には(もちろん例外もありますが)、アメリカのラボの方が、研究費は大きいわけで、それで日本で抗体の金額が2倍したら、実質的な負担は2倍どころではないです。

どなたか理由をご存じではないでしょうか?

少々、愚痴っぽくなってしまって申し訳ありません。

試薬(特に抗体)って高くないですか? 削除/引用
No.257-1 - 2009/03/31 (火) 21:34:07 - KY者
私はまだ学生でラボのお金のやりくり等には細かいことは知らないのですが、抗体ってちょっと尋常じゃない価格だと思うんですがどうなんでしょうか。モノクロの場合、最初に大量に精製してそれを分注して0.1〜0.5mgが数万円ってどういう価格設定なんでしょう。抗体樹立者とメーカー間でどういった契約になるんでしょうか。

バイオテクとは関係ないですが、気になり質問しました。

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