>ALowry法でペプチド濃度は測定できますか?
測定して出した値をみんなが許容しますかという意味であれば、あなた次第かも。
一方で、値が出るか(適当に発色するか)と言う意味なら、状況により異なります。
>@タンパク質濃度1mg/mLの溶液をトリプシン消化した際に、
の条件で良ければ、測定系によりますが、10ug(10ul)程度で充分測定可能なはずです。ただし、ペプチド試料からLowryの妨害物質を除去するのは大変^2困難でしょうから、条件次第です。例えば還元アルキル化したタンパク試料であれば、還元剤の残存はダメです。アルキル化剤の残りもLowryにどう作用するか私には判りません。TritonX100やNP40のコンタミには、SDSを入れる必要が有るでしょう。
トリプシン消化で使用するbufferが炭酸ナトリウムであれば、殆ど問題は無いと思います。炭酸アンモは、コントロールをとって確認してください。トリスの方が、炭酸アンモよりも安心かもしれません。SDSを添加してあったとしても、Lowryに大きな影響は無いでしょう。EDTA/DTT/カリウムイオン/TX100/特殊なフェノール化合物が無ければ良いと思います。
10ug程度の消化ペプチドをLowryに豪勢にかけることが出来る状況は、あまり無いかなとも思います。合成ペプチドの場合は、粗精製品では、thioanisolなんかが残っていそうでLowryに使えるとは思えません。HPLC精製したペプチド10ugをLowryに使うと場合によっては殴られるかもしれません。
以上、他の定量法を考える方が普通かもしれません。 |
|