「3'プライマーが何らかの理由で変質してしまった」可能性はないとは言いきれませんが、低いでしょう。
ありがちなのは、鋳型PCR産物に、3’プライマーがミスアニールする共通の配列がある場合です。その配列と、オリゴDNA配列の類似性にもよりますが、シーケンス反応のアニーリング温度を高めに設定することで回避できるかもしれません。
もしくは、3’プライマーだけで増幅する遺伝子産物や3’ダイマー産物が混入している可能性です。この場合は、ゲル抽などで目的のバンドを精製すれば解決できます。
いずれも、3’プライマーを別の配列で設計し直すことで解決できる場合もあります。
これ以外のレアケースも多々ありますが、実験の詳細や、元の生データがわからないとかえってミスリードすることにもなりかねませんので控えさせて頂きます。 |
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