TOP10は、lacIリプレッサーがない(IPTGを入れなくてもX-Galが発現して青くなる)タイプだったと思いますが、pET101はlaqOでleakyな発現をよりいっそう抑える設計です。TOP10ではleakyな発現を起こした産物が増殖を妨げている可能性があります。コンストラクトをつくる段階ではリプレッサーの活性がより強いlaqI^qをもつ宿主(たとえばXL-1 blue)にしたほうがいいのではないでしょうか。
pETシリーズはもともと、発現産物が負荷をあたえるのを防ぐため、あえてコピー数の低いpBRを骨格にしています。ふつうにやると高コピーのプラスミドより、1/5〜1/10程度の収量だと言うことは念頭に置いていますよね。 |
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