himawari様 しま様
コメント誠にありがとうございました。
しま様のご指摘の通り、下痢を起こし易い動物であるという点はやはりあきらめるしかないようですね。汚れた飼育ケージは毎日替えていますが、それでも尿路感染してしまうならば、そういうものとして扱う(感染が起きていないか常にモニターして、感染がわかった時点で試験から除外する等)しかないように感じました。
尚、下痢はやむなしと考えるとしても、STZラットはやはり易感染性のようですので、himawari様のご指摘の通り、感染症を起こし得る操作は、何か対策しておかなければならないと感じております。
現在の状況としまして、ラットはSPFを使用しており、飼育環境はクリーンな状態です。静脈注射は、注射用生食(新しく開封したもの)にSTZを溶かして、5分以内に投与するようにしています。また、手術はクリーンルーム内で行っております。なお、shamオペ群は感染症は起こしておりませんでした。
これらの状況下で、感染しそうなポイントとしては、静注の場合、STZを溶かしてフィルター濾過をしていない点が少し気になっています。STZは溶液状態では高分解性なので、フィルター濾過でもたついていると分解してしまいそうで、避けていました。クエン酸バッファーで安定という話もありましたが、生食でも糖尿病発症に支障はないという話を聞いたことがあるのと、投与時の痛みもありそうなので、最終的には生食に落ち着いたというところです。
そして最も感染が気になるのは、やはり手術の時かと思われます。この場合、気になる点は、手術器具は滅菌したものを使用していますが、何匹も連続して処置するため、エタノール消毒して使い回ししているという点です。また、手袋も1匹毎に替えているわけではなく、エタノール消毒しています。
感染を防ぐ手立てとして、他にお気づきの点ございましたら、アドバイス頂けましたら幸いです。 |
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