コストや安全面ですべてディスポというお考えはよくわかります。
しかし、大学の研究室の場合はコストだけではなく教育という側面もございます。
例えば温度の異なるお湯を沸かしておいてチューブを鍋から鍋へ移動させて
PCRを実体験するとか、。サーマルサイクラーを使えば簡単ですが、それでは
教育になりません。
TEバッファーも自作して初めて意味が在るのです。アルカリミニプレップも
Sol.1,2,3をやって、フェノクロ、エタ沈して意味が分かるのです。
そうした意味もあって、手軽さを得つつドライで高温で滅菌する意味が
伝えられるオーブンレンジはある程度許容される範囲なのだと思います。
自分も全てのバッファーを自分で作っていた学生時代があるからこそ、
ゲルでオートラして現像したフィルムを上からATGC....と読んだ経験が
あるので、今はキャピラリーシークエンサーでもいいのですが、、。
遺伝子のライブラリーですら自分で作って、コンピテンスセルも自作して
言えばきりが在りません。
そういうことです。 |
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