マクロファージ(RAW264.7)を用いた遊走実験を始めた者です。
遊走活性物質としてMCP-1を添加した培地を下層に入れ、
上層側から下層側へ遊走したマクロファージを評価したいと
考えています。
Transwellの膜はポリカーボネート製、8μmのものを使用し、
コーニングのプロトコール通り、Gill's hematoxylin
で染色しています。
ところで、膜下層面に遊走した細胞を顕微鏡で
観察する際、上層面の遊走していない細胞も
透けて同時に観察されるということはないのでしょうか。
あらかじめscrapeしたほうがよいのでしょうか。
コーニング社に問い合わせたところ、ポリカーボネート製
の膜は透明ではない(半透明)のでその必要はないのでは、
ということでしたが、文献ではscrapeしているものも
ないものもあります。
実際綿棒などでscrapeしたものとしない膜を比較すると、
scrapeにより膜下層側で見える細胞はかなり減少している
ようにもみえるため、透けて見えているような気もしますが、
scrapeしすぎると孔を通過中の遊走細胞まで減少しているよう
な印象があります(scrapeの影響ではがれてしまったのでしょうか?)
上層側の細胞をscrapeすべきなのか、どの細胞をカウントした
らよいのか、上記の理由で困っております。
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけ
ませんでしょうか。
宜しくお願い致します。 |
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