まずつっこませて下さい。なぜ未染のパラフィン切片を4℃保存しているのですか?
パラフィン切片はよく乾燥させて室温保存が常識です。
4℃保存では湿気を吸って切片がはがれやすくなりそうです。
室温保存に切り替えることをおススメします。
白濁とは、切片ですか?エタノールそのものですか?
切片ならばnukさんのおっしゃるとおり、エタノールに入れると組織が白っぽく見えるようになるので、これならば問題ないです。
エタノールの白濁だと、多分水分のコンタミか、あるいはキシレンの汚れです。
キシレンがパラフィンで飽和状態に近くなっていると、白濁の原因になります。
再度脱パラしたいなら、脱水系列を通して、もう一度脱パラ系列に戻すといいです。
じつは、エタノールが白濁した経験があり、このときはサンプルをそのまま強引に免疫染色にもっていったのですが、わりと大丈夫でした。
賦活の段階で高温になるので、ここでわずかに残ったパラフィンが溶けたのだと思います。
ただ、質問者さんの場合、明らかに切片が乾燥不足のようですので、賦活の段階ではがれるかも・・・。
ちなみに、私は、脱パラ直前に切片をドライヤーの温風にさらしてパラフィンが透明になるまでしっかり溶かし、即キシレンに入れてます。
これならば、スライドガラスをカシャカシャと洗う程度で脱パラができるので楽です。
それから、脱パラ系列も脱水系列も、全部100%エタノールで大丈夫ですよ?
汚れたエタノールを一つ捨てて、新しいのを一つ足せばいいから、エタノールを希釈する手間もコストも節約できます。
ご参考になれば幸いです。 |
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