Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

最新のフォーラム | このフォーラム | ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

DMEMを使った培養ではCO2は5%ではないんだけど トピック削除
No.2308-TOPIC - 2010/03/29 (月) 03:50:06 - 小栗
Dulbecco's Modified Eagle Media(DMEM) は非常によく使われていますが、NaHCO3(3.7g/L)の量をみても分かる通り、もともと5%CO2で使われるようにはなっていません。だいたい7−10%、293セルを使ったadenovirusの作成では10%が最もいいようです。

みなさん知ってました?5%ではpHが合わないんですよ。私がきいた中では一人だけでしたね、そうしているのは。

知った上でどうします?
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



9件 ( 1 〜 9 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.2308-9 - 2010/03/30 (火) 01:10:53 - 小栗
以前計ったんですがFCS(FBS)のlactateの量は通常量の5−10倍だった記憶があります。まあ、lotによっても違うと思うんですが。考えるに心停止の状態で採取しているように思えます(完全なacidosis)。serum albuminのbuffer能もありますから、10%FBS加えた段階でボトルではpHはacidic(オレンジ色)に傾きますが、5%CO2ではやはり徐々にalkalineに向かうでしょう。

どの位影響するのかは実験系で異なるので、知ったうえでなにもしないというのはそれはそれで正しい態度とおもいます。

(無題) 削除/引用
No.2308-8 - 2010/03/30 (火) 00:10:16 - ami
質問にだけ答えるとすると、、

>みなさん知ってました?

知ってました。

>知った上でどうします?

知っていたので、知った上というわけではないですが、変えません。

(無題) 削除/引用
No.2308-7 - 2010/03/29 (月) 23:42:38 - えー
血清は?

(無題) 削除/引用
No.2308-6 - 2010/03/29 (月) 22:33:13 - 小栗
Hanks 系は大気中で使うようにバイカを減らしています。ただそのためbuffer能はほとんどないと言ってもいいです。大気中では1時間以内に8ぐらいまでpHが上がります。

CO2インキュベーターでつかうにはヘンダーソン ハッセルブラッドの公式で計算してバイカの量とCO2濃度を決めることになります。pH7.4にするにはCO2が5%中で2.2−2.4gNaHCO3で、MEMとか他のmediaはこれです。が、DMEMは違うんですよ、なぜかは知りませんが。だからDMEMでもバイカを減らして使ってもいいんですが、buffer能は当然落ちます。

Transformed cellとかCancer cell lineはprimary cellと比べると糖代謝が恐ろしく高いんで、代謝でpHが下がるというのも本当ですが、buffer能が落ちるぶん液交換が頻繁になるかもしれません。

対象とする細胞にもよりますが、普通のカルチャーでは気にしなくてもいいというのは本当のところと思います。

ただmolecular probeで出しているCaとかoxidative stress のfluorescence probeにはpHに非常に敏感なものがあるんで留意する必要があると思っています。

(無題) 削除/引用
No.2308-5 - 2010/03/29 (月) 15:04:51 - ~
他の成分の影響を無視すれば、
pH 7.2位になるところが、7.4位になるのですよね。

前の前の前のラボ:7% CO2で使用(これでpH7.2になる計算でした)
前の前のラボ  :バイカの量を減らして使用
前のラボ    :気にせず使用
今のラボ    :DMEMを使っていない。使うとすれば他の細胞、培地との兼ね合いでCO2は5%固定にして、バイカの量を2段階くらい振って様子を見る?か気にしない

すぐに代謝でpHが下がりますし、
培地を変えるのであればpHも含めて指摘条件を決めますので、
あまり神経質になる必要は無いと思っています。

Earle系 削除/引用
No.2308-4 - 2010/03/29 (月) 14:28:57 - mom-a
緩衝系にEarle系とHanks系があって、Earle系はCO2インキュベーター用って教わった気がするんですが、違いましたっけ?

クローザー失格へのコメント 削除/引用
No.2308-3 - 2010/03/29 (月) 13:17:32 - 小栗
まあ、そうでしょうね。
でも、Ca++とかが関係している実験系ではまずartifactが大きすぎて結果の判定に問題があるでしょう。

(無題) 削除/引用
No.2308-2 - 2010/03/29 (月) 12:29:57 - クローザー失格
うーん、特に何もしないかも。
特別実験に大きな影響を受けていないから。
むしろ、今からCO2の条件を変える方がイヤだ。

DMEMを使った培養ではCO2は5%ではないんだけど 削除/引用
No.2308-1 - 2010/03/29 (月) 03:50:06 - 小栗
Dulbecco's Modified Eagle Media(DMEM) は非常によく使われていますが、NaHCO3(3.7g/L)の量をみても分かる通り、もともと5%CO2で使われるようにはなっていません。だいたい7−10%、293セルを使ったadenovirusの作成では10%が最もいいようです。

みなさん知ってました?5%ではpHが合わないんですよ。私がきいた中では一人だけでしたね、そうしているのは。

知った上でどうします?

9件 ( 1 〜 9 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を